そんなこんなで
お箏(こと)の調律を
習いに行ってきた私ですが
調弦自体は30分で完了、
結果レッスン時間
(ここは『お稽古』時間と
言うべきか)が余ったので
ちょっと曲らしきものを
弾いてみることに。
そもそもお箏は
曲によって調弦が異なり
今回はわが母(イメージ武将:
豊臣秀吉)が好きそうな
調子を先生が選んでくださり
「・・・この調子だと
『さくら』が弾けます」
「あ、そういえば
聞いたことがあります、
『さくら』は基本的に
次の弦に指を移動することで
旋律が取れるんですよね!」
つまり冒頭の
『♪さ、く、ら~』は
同じ弦を2回弾いた後
すぐ上の弦を1度弾くと
あのメロディになる。
なので音を上げたい時は
今弾いたのより一つ上の弦を
下げたい時は一つ下の弦を
鳴らして行けば曲になる。
まあ先生が見せてくださった
楽譜はそれより少し
複雑ではあったのですが。
「この曲は元々
お箏の手習い曲なんですよ」
「そうだったんですか!
・・・で、この楽譜・・・
今まで母が読んでいるのを
隣で眺めても訳が
分からなかったのですが
調弦を済ませた今、
なんとなくではありますが
意味が通じるような・・・
つまりこうですよね、
♪さ、く、ら~♪」
「そうそう、すごい!
続けて続けて!」
先生は明らかに
褒めて伸ばそうお箏初心者を
指導の心得と
なさっているご様子で
・・・しかし私は
気を抜くと『爪』の
逆側で糸を弾いて
音を出すガサツぶりで
「・・・Norizoさん、アナタ
ある意味非常に器用に
いい音を出していますが
一の指、つまり親指は
内に向かって撥ね上げて
音を出すべきで・・・
というか何故
糸を外に弾いて
音が出せるんですか?」
さあ、それは・・・
最後のほうには流石の先生も
私の褒め処が
見つからなくなったようで
「Norizoさん、あと少し!
このページの最後まで
頑張って弾いてみましょう!
あのね!あなたの親指、
それは反り具合がとても
お箏向き!それはお箏を
弾くための指!続けて続けて!」
一時間のお稽古が終わった時の
わが心身の疲労度は
なかなかのものでした・・・
たぶん先生はもっと
お疲れで
いらしたことと存じます・・・
そんなわけで私は今
お箏の調弦方法を知っていて
(調弦が『できる』とは
言っていない)、そして
『さくら』の冒頭部分の
譜面も読めるのでございます
(読めた通りに『弾ける』とは
口が裂けても言えない)。
秘かな達成を
こっそり誇る私です。
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