皆様お聞きになりましたか、

このたび英国政府が

不法移民の一部を

ルワンダに移送する

計画を明らかにしたことを。

 

 

私はこれ、2日前の

朝のニュースで耳にしまして

「・・・不法移民を

ルワンダに送る・・・って

つまりルワンダから

難民となって逃げて来た人を

ルワンダに送り返すってこと?

それって道義的に問題が

あるんじゃないか?」

 

首を傾げる私に夫(英国人)が

「違いますよ妻ちゃん、

どこから逃げて来たかは

関係なく、英国に不法に

入り込んだ亡命希望者の一部を

ルワンダに送るって話です」

 

「・・・もっと問題が

あるんじゃないか?」

 

まあ英国はこのところ

英仏海峡を命がけで渡って来る

亡命希望者の増加ぶりに

苦慮している側面がありまして、

表向きの説明というか

言い訳としては

「そうした亡命希望者は

違法人身売買組織に金を渡して

英国に密航してくる。

その金で違法組織は肥え太り

一方多くの人々が

海峡で命を落としている。

これ以上無辜の人々を

危険にさらせない」

ということなんですが

・・・これって

違法薬物が蔓延した社会を

何とかしようとする時に

違法薬物の

製造・売り手側ではなく

買い手側・犠牲者に

罰を科すような話なのでは・・・

 

「それにしても何故

ルワンダ側も

こんな話を受けたんだ?」

 

「英国政府はルワンダに

諸々の名目で資金を

提供するらしいです」

 

・・・ああ、なるほど・・・

 

しかしこんな政府発表に

英国社会からは非難の声が

あがらないんですか?と

皆様お考えになるでしょう?

 

あがってるぜー!

 

市民からも

難民支援団体からも

野党はおろか与党内からも

「ボリスお前何やっとんねん」の

素敵な輪唱が起きているぜー!

 

某労働党の議員は

「亡命希望者全員を

リッツに泊まらせて

うち18歳以下全員を

イートン校で教育しても

もっと安くつく」まで

言っているのですが

・・・正直なところ

この場合の問題は

お金ではない。

 

(ただリッツ・ロンドン

一泊代を550ポンド、

英国に密航してくる人の数を

去年と同数の2万8300人、

亡命申請審査に

1年かかるとして計算すると

宿泊代だけで年間56億ポンドと

今回英国がルワンダに

手付で払った

1億2千万ポンドを

大幅に上回ってしまう

気がするんですが

これって私の計算が

間違っているのか

こちらの野党議員さんが

素敵な団体値引きシステムを

ご存知なのかどちらでしょう)

 

(問題はそこじゃない)

 

なお亡命希望者の

『一部』というのは

『独身男性』

意味するらしいです。

 

またそんな世界の

LGBT団体にまで

喧嘩を売るような真似を・・・

 

(だからそこじゃない)

 

ともあれわが夫は

今回の政府案のことを

「目指すところはこれ、

目くらましじゃないですかね?」

と申しておりまして、ええ、

英国のジョンソン首相は先日

罰金が科せられまして。

 

例のロックダウン下における

複数のパーティー出席問題で・・・

 

つまりそこらへんから

世間の目をそらすため

あえての衝撃発表というか。

 

しかし本当にジョンソン首相は

このパーティーの件もそうですけど

コロナ騒動だの物価高騰だの

様々な争点を抱えつつ

何故か政権は続いている、

これはもう

悪魔的名人芸の域なのか。

 

・・・複数の課題を

抱えているからこそ

多少問題のある案件を

強硬処理しても許される、と

首相側が考えた

可能性もありますよね。

 

それにしても

これはどうなるのか。

 

早ければ1週間以内に

第一陣がルワンダに

移送されるという話です。

 

 

さて今回の英国の決断を

批判するのは簡単なんですが

問題の根本である

『英国への密航者の数を

どう減らすか』、皆様

何か妙案をお持ちですか

 

希望者は全員

受け入れちゃえば

いいじゃないって

口で言うのは簡単ですが

それはやはり現実的ではない

 

英国が移民・難民を

まったく受け入れて

いないのかと言えば

そんなこともないですし

 

しかしルワンダって・・・

 

ジョンソン首相の

本当の狙いは何なんでしょうね

 

お帰りの前に1クリックを


ヨーロッパランキング