この日曜日は
復活祭(イースター)。
これは欧州ではなお
大きな影響を持つ祭日で
株式市場や債券市場は
日曜日を挟んだ
金曜日(聖金曜日)と
月曜日(イースター
マンデー)は休場。
信心深い人々は教会に行き
それほど信仰心のない人でも
家族・親族とたまごを食べたり
たまごの形をした
チョコレートを食べたり
たまごを庭に隠して遊んだり
とにかく連休を活用して
思い切り羽を伸ばすのが基本。
しかし本年はそうはいかない。
英国政府の基本方針は
「家にいろ(Stai at Home)」。
なのにこんな時に限って
天気予報は4日連続の
大快晴の見通し。
・・・正直、この週末は各地で
行楽客というか
日差しを求めて外出する人と
それを止めようとする当局の間で
小競り合いが頻発するものと
私は予想しておりました。
でもね、英国の人々は
私が考えているより偉かった!
どうやら皆様
歯を食いしばって
お日様の誘惑に
犬の散歩に出かけた森にも、
例年この週末は駐車場に
車がみっちり停まっているのが
・・・私と犬は散策路で
誰ともすれ違いませんでしたよ。
これは本当に
異常事態なんですよ。
英国滞在歴が
10年を超えたあたりから
私がしみじみと理解したこと、
英国人の多くにとって
この復活祭の週末は
我々日本人にとっての
桜の季節に匹敵する、
いや、それ以上の魅力を持つもの。
我々が桜を愛でたいのと同じくらい
英国人はこの緑色の春を満喫したい。
しかもそこに宗教的・
家族的『集い』の要素が入り、
さらに健康的背景も加算される。
英国の暗く長く寒い冬を
過小評価して
いただいては困るのです!
東京に住んでいた時に
私がまったく気にも留めなかった
冬の空の青さ・・・
あれは特権・奇跡でありました!
このブログでももう何度も何度も
言っている気がしますけど
英国の冬、特にスコットランドの冬、
空の色は黒か灰色の二択なの!
黒が夜で灰色が昼。
灰色のグラデーションで
天気の良さを語るという・・・
そんな生活を10月からこっち
鬱々と続けていて
心のよすがはただ一つ、
春になったら、いくらなんでも
4月の復活祭の頃になったら
空には青色が戻るはず、
冬の外套を脱げるはず、
日の光を楽しみながら
緑の中を歩けるはず。
その夢、希望を
諦めることがどれだけ難しいか。
えらい、本当にえらい。
まあ勿論、日に1回の
運動目的の外出は
許されているので
皆様各自家の近くで
外を歩いて日差しを
浴びたこととは思いますが、
でも本当に人っ子一人いない
森の奥で私はこっそり
英国の人々の心の強さに
敬意を払ったのでありました。
英国首相ボリス・ジョンソン氏も
めきめきと回復中ですって
集中治療室から一般病棟に戻って
婚約者(現在妊婦さん)から
差し入れられた
胎児のスキャン画像を見たり
映画を観たり
数独をやったりで
時間つぶしに余念がないとのこと
首相が病欠で抜けた現政権が
「医療関係者にじゅうぶんな
対コロナ防御機器が
行き渡っていない」という
批判の矢面に立ち
矢ぶすま状態になっている中
・・・さすがボリス、良くも悪くも
これがボリス・ジョンソン
ボリスは絶対に一番
『美味しいところ』で退院するに
違いないと信じているあなたも
時期はどうでもいい、とにかく
さっさと完治してみせてくれと
心から願っているあなたも
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