春が本格到来いたしましたスコットランド

(気温がゼロ度の日もありますが

それは北国なので仕方ない

(私のこれは悟りなのか諦めなのか)、

現在1日2時間の草むしりが

わがノルマとなっております。

 

 

去年はこの時期に

私がで引っくり返っていたため

その後の雑草大繁殖を招いたという反省から

今年は容赦なく若芽を摘んでおります。

 

花壇の隅に見慣れぬ緑があった場合

ほぼ脊髄反射的に除去。問答は無用

 

そんな私の姿を目撃したわが夫(英国人)が

「もう少し様子を見てもいいんじゃないですか?

だってそれ、『雑草みたいだけど雑草じゃない』

何かの花の芽かもしれませんよ?

芽がもうちょっと大きくなって、雑草であることが

間違いなく明らかになってから

抜くようにしてもいいんじゃないですか?」

 

「それをやると夏以降が大変なんだ」

 

「・・・君の国の先代の天皇陛下は

『この世に《雑草》という名の草はない』

という名言をお残しになられましたよね」

 

「そして君の国の皇太子殿下は

野の花を愛され庭園内にわざわざ

雑草を伸びるに任せる一角を御作りに

なっていらっしゃることで有名だ。

素晴らしい。なんと美しい精神だ。

私の精神は美しくなく、

そして素晴らしくない。以上だ」

 

まだ何か言いたそうな夫を無視して

ざっかざっかと怪しい芽を摘み続けていたら

「・・・そうやっている時の君は

どこかの国の

秘密警察の長官みたいですよ」

 

ええいっ!

 

なんとでもお言い!

 

じゃあこの素性のしれない緑の葉を

このまま花壇に残すとするな、

それが夏秋に立派な雑草に育ったとするな、

君はそれを抜いてはくれないだろっ?

 

自分の野菜畑の管理に忙しくて!

 

(我が家の分業体制においては

基本的に夫が畑を、私が花壇を担当)

 

チャールズ皇太子殿下の有名な雑草花壇も

私は一度某宮殿で実物を目にしたことがある、

見事に手入れされた芝生の一角に木を植えて

その周囲の芝を剥して、で、

そこにあえて雑草を茂らせる、

確かにあれは趣ある景観であった、が、

あれを日常的に管理しているのは

間違いなく殿下ご本人ではなくお抱えの庭師だっ!

 

自然を愛する心から花壇に残された

諸々の雑草が春に花をつけ

それが種を実らせそしてある日

秋風に乗ってその種子がばら撒かれたら

その後始末は誰がするのだっ!

 

我が家においてはそれは私だっ!

 

 

しかし草取りというのもこれ、

アニミズムの観点からすると

なかなかに罪深い所業なんでしょうか。

 

そんなわけでわが鬼の所業により

すっかり丸裸にされ土色の地面を

露出させた花壇は、その後我が家の

ニワトリ御一行様(首領:雄鶏閣下)の

新しい砂浴び場となりました。

 

 

いや・・・閣下、そこ、一応

これから『雑草でない花』が

咲く予定なんですが・・・

 

私に迫害された雑草たちの涙の上で

体を清める閣下とそのお妃たち、

罪深いのは誰なのか。

 

とりあえず、

まだまだ雑草は残っています。

 

 

てかね、私、最近悟ったの、

春夏の雑草除去はこれ、

『いたちごっこ』よ・・・

 

終わらないのよ・・・

 

秋冬の落ち葉掃きと同じく、

家の北面の苔剥しと同じく、

これは永遠に続く作業なのよ・・・

 

しかし私は明日も庭で戦います

 

正直、嫌いじゃないの、草むしり

 

草むしりを愛する貴方も

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