時差のせいで

1日遅れの話題になりますが

3月20日立春の日、

我が家は大晴天に恵まれました。

 

燦々と降り注ぐ陽光を見て

わが夫(英国人)がぽつりと

「・・・これが2016年の

夏の終わりだったらどうしましょうか」

 

「縁起でもないことを言うなよ、君。

夏なんてまだ来ていないだろう。

これは春だ、今日が春の第一日目だ」

 

「暦の上ではそうでしょうけど

ここはスコットランドですよ。

気がつかないうちに春が来て去って

あれ、ちょっと暖かいかも、と思ったら

それが夏の最後の日、なんてことが

十分あり得ることは君も知っているでしょ」

 

そういえば去年は私が入院している間

(4月後半から5月頭)が結果的に

『夏』だった様子ですし

(以降『暖かい日』がまったくなかった)

何かしら、天気が良ければ良いで

結局油断できないこの有様は。

 

ともあれ春本番ということで

本日は私も夫も一日庭仕事に邁進しました。

 

私は主に落ち葉の掃除

(・・・諦めてはいるんですけど

やっぱり諦められないでつい・・・

気分はシーシュポスの岩運びです)、

夫は何か新しい野菜畑を作っていたんですが

これ以上耕作面積を増やして

わが夫はいったいどうするつもりなのか。

 

それでも庭のあちこちで花を開き始めた

クロッカスを眺めながら

外仕事をするのは気分のいいものです。

 

 

ところで私、このたび初めて気づいたのですが

クロッカスって曇りの日には花びらを閉じて

次の晴れの日にまたそれを開くものなのですね。

 

 

「自然の神秘を感じるなあ、でもこれは

何故こんな仕組みになっているんだ?

つまり受粉目的だろ、晴れた日に

花を開いていたら虫がやって来る、

虫が蜜を吸うついでにめしべに

花粉をくっつけてくれる、でも

クロッカスって放っておいても

勝手に数が増えるんで有名だろ?

その場合、ここまで貪欲に受粉を

狙わなくても大丈夫なんじゃないか?」

 

 

「受粉なしで一株だけで球根の数を増やす場合、

増えた球根は元の球根の複製、コピーで、

性質がすべて同じになるじゃないですか。

すると将来、何か病気が流行ったりした時、

親がその病気に対し耐性を持っていなかったら

子も同じく耐性ゼロということになり危険でしょ。

他の株と受粉することで子孫の性質を変え

それによって万一の際に備えるわけですよ」

 

 

「・・・なるほど!納得した!しかし

その説は今君が考え付いたものか、

それとも科学的に実証されているものか?」

 

 

「・・・君って子供の時学校で

『理科の時間』に何をしていたんですか?」

 

私は劣等生だったものですから・・・

 

見ているとクロッカスの花の周囲を

マルハナバチが1匹ふらふら飛び回っておりました。

 

「よし、君がこの春のわが庭先の

受粉の天使第一号だ!頑張って

花から花へ飛び回るがいい!

・・・しかし君は単体で行動しているのか、

仲間のハチと団体で訪問してくれてもいいんだぞ」

 

「妻ちゃん、そのハチは女王蜂ですよ。

今の季節ここらへんを飛んでいるハチは

全部女王蜂、彼女はこれから巣を作って

仲間を増やしていく予定のはずです」

 

・・・そうなのか!

 

マルハナバチ女王陛下には

ぜひ我が家の前庭の近くにご新居を

構えていただきたいものでございます。

 

初夏の庭先にマルハナバチ、は

カレーに福神漬け、うなぎに山椒と

同じレベルで素晴らしい組み合わせだと

信じる私と夫でございます。

 

ぶんぶん。

 

 

去年の夏があまりにも冷え込んだことから

今年はハチの数が減るのではないかと

英国の蜂愛好家の皆様は心配している模様

 

熱意を持って誘致活動を展開したい所存です

 

いや、今年はスノードロップが景気よく咲きましたし

それにクロッカスが続いていますし、このぶんだと

この後ラッパスイセンが一斉に花開き

夢のチューリップ祭り開催はもう間もなく!

 

わっしょいわっしょい!

 

花好きの貴方もハチ好きの貴方も

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