夫(英国人)が煙突掃除を決行しました。
「煙がストーブから出てきているような
気がするんです。煙突に煤(すす)が
溜まってしまっているのかもしれません。
つきましてはご協力をお願いします」
「協力ったって何をすればいいんだ。
一緒に屋根に上るにしても煙突の周りに
人間2人が立つスペースはないだろう」
「いえ、君にはむしろ
室内にいて欲しいんです。
僕が煙突掃除をする間、
聞き耳を立てていてほしいんですよ。
注意すべき点はふたつあります」
煙突のてっぺんから夫が
長い棒のようなものを差し込んで
ごそごそ汚れをこそぎ落とすので
「汚れ、つまり煤が落ちる時は
さらさらと砂が流れるような音がします。
それは問題ありません。でもそこで
何か硬いかたまりが落ちたような音がしたら
それは問題なので、すぐ僕に伝えてください」
「なるほど、わかった。それが
注意点その1だな。その2は何だ」
「屋根の上から悲鳴が聞こえて
何かが屋根を転げ落ちるような音がして
その何かが地面に激突したような
気配があった場合は間髪入れず
勇気を出して様子を見に来てください」
「・・・君なあ、その発言は
縁起が悪いにも程があるだろう」
「縁起がなんぼのものです、
大事なのは初期対応です。
いいですか、すぐ外に出て僕の様子を見て
しかるのちに救急に連絡を取ってくださいよ」
おかげさまで事故もなく
煙突掃除は無事完了。
「でもまだ部屋に煤(すす)の臭いがしますね、
これは煙突の調子が良くない証拠なんですよね。
掃除の直後だから仕方がないかな」
「それなんだがな、君は時々
『煤の臭い』についてどうのこうの発言するがな、
その煤の臭いってどんな臭いなの?
私はいまだにそこがよくわからんのよ」
「・・・煤の臭いは煤の臭いですよ。
君、気がつかないんですか?」
「あのちょっと煮詰まった汗みたいな
あの臭いがその臭いなのかな、どう?
ストーブに薪を入れた後しばらくそんな臭いが
部屋に留まることがあるでしょ、あれかな?」
「いや、煤の臭いは煤の臭いですよ!」
皆様わかります?
煤の臭い。
さて、夫が煙突掃除に励んだ一方
私はとうとうバラの植え替えに着手。
家の前の持ち主夫妻が
植えて行った株なのですが
その植えられた場所が
1年通して水はけがよろしくなく
去年は蕾ひとつつけずにシーズン終了。
起死回生を図って
日当たり・水はけともに良し!の
庭の片隅にお引越しと相成りました。
ついでに『かりんの木』の苗も植えました。
無事根付いてくれることを
後は祈るのみでございます。
バラはもしかすると『年寄株』な可能性もアリ
その場合あとは枯れゆくのみ、なのですが
まあ一度転地療法を試みても悪くはないか、と
夫は次の秋冬に備えて近々
煙突掃除用ブラシを購入する予定だそうです
煙突が好きな貴方も
好きですけど別に上りたくありません、な貴方も
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