日本に帰省中、
ちょっと外に遊びに出ようとしたら
「帰りに牛乳買ってきて」

お安い御用、と目に入った
某コンビニエンスストアに入って
特に意味はなく一番手近なところにあった
青と白の1リットルパッケージを取って
レジのお兄さんに笑顔とともに差し出したら
「ありがとうございます、271円です」

・・・えっ?

牛乳1本、1リットルでで271円?

いえ、私が普段使っている
スコットランドのスーパーでは
牛乳は2.272リットル(4パイント)で
ちょうど1ポンド、つまり日本円に換算して
約170円なんですよ。

こっちでは牛乳は基本『パイント』売りなので
1リットル瓶が売り場の棚に
並んでいることはないのですが
2パイント(1.136リットル)容器に入ったそれが
0.75ポンド、つまり約125円。

え、逆に271円ということは何、
ポンドに換算すると1.61ポンド?

6パイント(3.48リットル)入りの牛乳が
1.50ポンドくらいだから
それでいくとリットルあたりの単価は
3倍近くという話、私が一瞬
レジ前で驚いたのも
これでご理解いただけましょう。

「いやな、そこらのスーパーよりも
コンビニのほうがお値段高め設定であることは
私も理解しているんだ、でも1リットルで
271円は衝撃だった、まあ後から聞いたら
私が選んだ牛乳は『高いけどおいしい』が
売りの製品であったらしいので
少々値が張るのは当然ともいえたのだが」

電話で夫(英国人)にそう伝えたところ
「でもそれは逆に言えば、
英国の牛乳の価格が不当に低く
抑えられていることを意味するのでしょうね」

そうなのです、英国の一部消費者
および乳業関係者はここ数年間
『牛乳の値段よりミネラルウォーターの
値段の方が高くなった』事態
困惑の色を隠せないでいるのです。

というか、最近英国では牛乳の値段
どんどん下がって来ておりまして、
消費者としてこれは単純に
嬉しい話かと言えばそうではなく、
何故ならこうした状況は乳牛飼育者を打ちのめし
結果『もう乳牛の世話はしない』という決断を
多くの牧畜業者がくだしている模様なのです。

数年前に私は夫から
『北イングランドのとある乳牛飼育者が
どれだけ頑張って質の高い生乳を売っても
赤字になる一方なので、乳牛をすべて処分し
代わりにそれまで牛に飲ませていた
敷地の湧水をミネラルウォーターとして
売りに出したら一気に黒字化した』
という話を聞いた記憶があり、
しかしあの時はまだ我々はこの話の
皮肉に笑うことができたのです。

今のこれはね、どうもちょっと
洒落にならない段階みたい。

我々夫婦は『牛乳飲み』で
(週に9リットルは飲んでいる計算)
(こう書くとすごいな、私と夫は)
牛乳の供給が止まってしまうと
色々生活が辛くなる予感があります。

安売り牛乳を買いたい欲をぎゅっと抑え
賢明な消費者になりたいものと願います。


『牛乳価格、業界最安値』を
宣伝文句にしているスーパーでは
買い物をしないようにし
『この牛乳は地元で
生産されています』シールが
貼ってある製品を選ぶ、
みたいなことはすでに実行中

でもですね、上記宣伝を
うたい文句にしているスーパーが
自分の『最寄りのスーパー』だったら
こういうことは難しいですよね、
私はそういうスーパーが近くにないので
偉そうなことを言えちゃうわけですけど

それにしても1日当たり1.3リットルの
牛乳を消費する40代夫婦というのも
どういうものなんだという話ですけど
ほら、一人頭だと0.7リットルだし!

・・・本当にどうやって飲んでいるのだろう、
私も夫も『牛乳だけを飲む』ことは
滅多にしないので、消費方法としては
朝食のシリアルに入れるか
牛乳紅茶に入れるかなんですが
・・・1.3リットル?我ながら不思議です

ケジャリー


牛乳を料理に使うかと言えば
あんまり使わないし、あ、この写真は
『ケジャリー』、我が家では牛乳ではなく
生クリームを使います

牛乳飲みの貴方も
0.7リットルの牛乳を想像するだけで
お腹が痛くなります、という貴方も
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