帰国をいい機会に銀行に行き
「これこれこういう用件で
手続きをお願いしたいのですが」
と入口のところにいらした
行員さんに説明したら
きれいに30度の角度でお辞儀をされ
「当行のシステムの都合で
お客様にご面倒をおかけし
まことに申し訳ありません!」
その動作の美しさに
しばし見とれていたところ
隣にいたもう一人の行員さんも
私に対し同じように頭を下げ
「わざわざ足をお運びいただき
ありがとうございます!」
・・・わあ、私、今、日本にいるわ、と
己の現在位置を再確認する思いでした・・・
うん、まあスコットランドだったら
この展開で『申し訳ありません』の一言が
行員さん側から出ることは
滅多にないだろうな、みたいな
状況であったもので・・・
第三次産業従事者の
この人当たりの良さと慇懃さ、
ああ懐かしい懐かしい。
今回、運転免許の更新
(正しくは『失効・再交付』)にも
出かけたのですが、
今はあれなんですね、ああいう
運転免許試験場で働く方々も
またずいぶんと愛想が
よくなっているものなんですね!
試験場の案内窓口で愛想よく
『間違った書類』に記入を求められ
それを受付窓口に提出したら
なんかこっちが申し訳なるくらい
あちらの不手際について謝罪されてしまい
・・・試験場の係の人ってこうもっと
無愛想というか酷薄というか
そんな冷たい感じが
昔は売りじゃありませんでしたっけ?
なお免許の執行手続きの一環として、
どのような『やむを得ない事情』で
期限内に更新手続きが出来なかったのか
私は別室にて説明を求められました。
担当してくださった係の方は
いい意味で『昔の試験場職員』風に
表情を表に出さず事務的に話を進め、
ああ、本当に今の私には
日本の何もかもが懐かしい・・・
こういうのも、嫌いじゃないです・・・!
「お話うけたまわりました、では
パスポートを拝見いたします」
「はいどうぞ」
てきぱきと効率よくパスポートに記載された
出入国の日付を確認した後、係員さんは
「・・・この年のここから、次の年のここまで、
日本に帰国なさっていない期間が
1年以上ありますね。これは何故ですか」
「え、それはつまり、何故その1年間、
私が日本に帰ってこなかったか、
その理由を述べよ、ということでしょうか」
「はい」
「・・・そんな情報が必要なんでしょうか」
「(ちょっと不愉快そうに)はい」
あ、失礼しました。
いえ、別に特に理由はないんですけど。
「書類に書かなくちゃいけないんですね」
「はい」
「わかりました、ではその書類の
『理由』の欄には『経済的困窮のため』と
書いておいていただけますか」
「経済的・・・こ、困窮?」
「飛行機代って安くはないじゃないですか」
「ああ、はい、ええ、そうですね」
「ストレートに『貧しさゆえ』でもいいんですが
それはちょっと言葉が強すぎる気がしましたので・・・
あ、『生活の余裕が』とかそういう表現のほうが
適していますでしょうか、それなら・・・」
「はい、もう結構です、
これで書類は整えられます、
あちらの受付前でお待ちください」
そう言いながら担当のお嬢さんは
私ににっこりと微笑んでくれたのでした。
おやお嬢さん、君は笑っている顔も可愛いよ。
それはいいんですけど、やはり
あの微笑は哀れみからきたものなんでしょうか。
今回の帰国において、私は
多くの人に優しく接してもらえているのですが、
何かな、私、今、可哀そうな感じなのかな。
とりあえず、居心地はいいです。
書いていて、人はこうして堕落していく、
みたいな暗い恐怖も感じました
でもね、海外在住の皆様には
感覚的にご理解いただけると思うんですけど
日本のお店やお役所ってなんのかんので
応対が柔らかいですよね
唯一の例外がスーパーのレジかしら
ほら、日本はレジでお金を払う時
後ろに並んだ人の迷惑にならないよう
無駄口はきかずさっさと支払いを済ませ
足早にその場を立ち去るが良し、ですけど
スコットランドの田舎町ではああいう時
レジの係の人と世間話をするのが
『いいマナー』みたいな感じなんです
レジの人もお客を急かさぬよう
気持ちゆっくり目に金額を確認していくというか
東京のスーパーでアレをやったら
間違いなく暴動が起きる自信アリ、です
日本式接客術が好きな貴方も
スコットランド式が気になる貴方も
お帰りの前に1クリックを
↓
人気ブログランキングへ
「これこれこういう用件で
手続きをお願いしたいのですが」
と入口のところにいらした
行員さんに説明したら
きれいに30度の角度でお辞儀をされ
「当行のシステムの都合で
お客様にご面倒をおかけし
まことに申し訳ありません!」
その動作の美しさに
しばし見とれていたところ
隣にいたもう一人の行員さんも
私に対し同じように頭を下げ
「わざわざ足をお運びいただき
ありがとうございます!」
・・・わあ、私、今、日本にいるわ、と
己の現在位置を再確認する思いでした・・・
うん、まあスコットランドだったら
この展開で『申し訳ありません』の一言が
行員さん側から出ることは
滅多にないだろうな、みたいな
状況であったもので・・・
第三次産業従事者の
この人当たりの良さと慇懃さ、
ああ懐かしい懐かしい。
今回、運転免許の更新
(正しくは『失効・再交付』)にも
出かけたのですが、
今はあれなんですね、ああいう
運転免許試験場で働く方々も
またずいぶんと愛想が
よくなっているものなんですね!
試験場の案内窓口で愛想よく
『間違った書類』に記入を求められ
それを受付窓口に提出したら
なんかこっちが申し訳なるくらい
あちらの不手際について謝罪されてしまい
・・・試験場の係の人ってこうもっと
無愛想というか酷薄というか
そんな冷たい感じが
昔は売りじゃありませんでしたっけ?
なお免許の執行手続きの一環として、
どのような『やむを得ない事情』で
期限内に更新手続きが出来なかったのか
私は別室にて説明を求められました。
担当してくださった係の方は
いい意味で『昔の試験場職員』風に
表情を表に出さず事務的に話を進め、
ああ、本当に今の私には
日本の何もかもが懐かしい・・・
こういうのも、嫌いじゃないです・・・!
「お話うけたまわりました、では
パスポートを拝見いたします」
「はいどうぞ」
てきぱきと効率よくパスポートに記載された
出入国の日付を確認した後、係員さんは
「・・・この年のここから、次の年のここまで、
日本に帰国なさっていない期間が
1年以上ありますね。これは何故ですか」
「え、それはつまり、何故その1年間、
私が日本に帰ってこなかったか、
その理由を述べよ、ということでしょうか」
「はい」
「・・・そんな情報が必要なんでしょうか」
「(ちょっと不愉快そうに)はい」
あ、失礼しました。
いえ、別に特に理由はないんですけど。
「書類に書かなくちゃいけないんですね」
「はい」
「わかりました、ではその書類の
『理由』の欄には『経済的困窮のため』と
書いておいていただけますか」
「経済的・・・こ、困窮?」
「飛行機代って安くはないじゃないですか」
「ああ、はい、ええ、そうですね」
「ストレートに『貧しさゆえ』でもいいんですが
それはちょっと言葉が強すぎる気がしましたので・・・
あ、『生活の余裕が』とかそういう表現のほうが
適していますでしょうか、それなら・・・」
「はい、もう結構です、
これで書類は整えられます、
あちらの受付前でお待ちください」
そう言いながら担当のお嬢さんは
私ににっこりと微笑んでくれたのでした。
おやお嬢さん、君は笑っている顔も可愛いよ。
それはいいんですけど、やはり
あの微笑は哀れみからきたものなんでしょうか。
今回の帰国において、私は
多くの人に優しく接してもらえているのですが、
何かな、私、今、可哀そうな感じなのかな。
とりあえず、居心地はいいです。
書いていて、人はこうして堕落していく、
みたいな暗い恐怖も感じました
でもね、海外在住の皆様には
感覚的にご理解いただけると思うんですけど
日本のお店やお役所ってなんのかんので
応対が柔らかいですよね
唯一の例外がスーパーのレジかしら
ほら、日本はレジでお金を払う時
後ろに並んだ人の迷惑にならないよう
無駄口はきかずさっさと支払いを済ませ
足早にその場を立ち去るが良し、ですけど
スコットランドの田舎町ではああいう時
レジの係の人と世間話をするのが
『いいマナー』みたいな感じなんです
レジの人もお客を急かさぬよう
気持ちゆっくり目に金額を確認していくというか
東京のスーパーでアレをやったら
間違いなく暴動が起きる自信アリ、です
日本式接客術が好きな貴方も
スコットランド式が気になる貴方も
お帰りの前に1クリックを
↓
人気ブログランキングへ
