ふと気が付くとわが夫(英国人)の
『僕の素敵なマキタ工具コレクション』が
確実にその数を増やしている今日この頃。

まあ引っ越し以来夫は家のあちこちで
何かを切ったり貼ったり取ったり付けたり
掘ったり埋めたり捩じったり打ち込んだりで
忙しくはしている様子なのですが。

「具体的にはそういう電動工具を
何に使っているんだ?君は」
「・・・」

「・・・何故答えに窮する」
「いや、使っているんです、使っているんですけど、
でもそう改めて尋ねられると・・・うーん・・・」

夫はもしやイメルダ・マルコスへの道を
歩み始めているのでしょうか。

先日もバスルームのドアを外して
(電動スクリュードライバー使用)
ドアの表面を磨いて(電動グラインダー使用)、
みたいな作業をしておりましたので
ああいう道具をまったく使っていない
状態ではないと思うのですが。

あと最近の夫はなんでも庭に
『運河』を作ろうとしておりまして、
うん、詳細は尋ねないでください、
私も現実を直視したくない時がありますので。

運河建設の理由は
『水はけを良くするため』らしいのですが、
まさか本気でコンクリートで固められた地面に
グラインダーをがりがり切りこませて
水路を作るとは私も予想しておりませんで。

全身粉塵まみれになりながら
それでもどこか嬉しそうな夫の態度が
癪に障る、もとい
心配な、配偶者としての私です。

そんなある日、
庭でがりがりやっていたわが夫が
興奮した面持ちで窓を叩いてきまして
「何だ、どうした」

「今日も地面を削っていたら
コンクリートを下方向に
30センチほど削ったところで
アルミで包まれた何かを
見つけてしまったのです!
どうしましょう、妻ちゃん、
あれがどこかのマフィアの
『隠されたお宝』とか
『隠された遺体』とかだったら!」

大丈夫、そんな大事なものを隠すなら
人間せめてもう少し
深く穴を掘るものだから・・・

素直にそう諭したい
自分の気持ちをぐっと抑えて
「どうしよう、その場合、
やはり警察に連絡した方がいいのかな、
田舎だけにそういうのはちょっと怖いな」

私の『怯える演技』に満足したのか
夫はにっこりと胸を張って
「いや、ですが僕がよく見たところでは
あれは大工さんが作業の最後のほうに
適当にそこら辺にあったゴミをまとめて
投げ入れたって感じですね、
安心してくれて大丈夫ですよ!」

うん知っていた、という言葉を
さらにぐぐっと飲み込んだ私は
例年に続き2015年も
『いい嫁大賞』を狙える予感がするのです。

はい。


『運河を作りたい』ってもちろん
最初は冗談だと思っていたんですよ!

だから朗らかな笑顔で
「よし!頑張ってくれ!」
と私も言っちゃったんですよ!

・・・なんか
今後コンクリートに埋め直す用の
チューブのような水管とか
その水管にゴミが入るのを防ぐための
鉄製の網とか、そういうものが
物置の隅に積み上げられた時の恐怖

運河が出来たら今年の夏は
そこにボートでも浮かべて遊ぶわ、私・・・

その横に『運河食堂』とか
建ってくれたら嬉しいなあ!

絶賛現実逃避中の私に
向き合わなくちゃ!真実と!
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