海辺育ちのわが母

(イメージ武将:豊臣秀吉)が常々

「海で泳ぐのとプールので泳ぐのは

全然違うわ。海が断然面白いわ」

と申していたのですが、あの人は

「泳ぐのがお得意ということですが

何メートルくらい泳げるのですか」

と若い頃に就職面接で尋ねられ

「はい、海が続く限りと答え

内定を勝ち取った伝説の持ち主なので

私は当然話半分に

発言を聞いていたものなのですが、

諸君、あれは本当だ。


海は断然面白い。


そりゃ潮水で肌がべたつき

髪はぱさつきますけども。

水が目に入るとしみますけれども。


でも何だろう、海には

他にはないドキドキ感があるというか

・・・あれ?これはもしかして命の危機に

スリルという名の喜びを感じるというアレ?


ただまあ海水浴場でも何でもない

人気のない海岸でばちゃばちゃやっていると

水泳というのは一歩間違えると

本気で命にかかわる娯楽なのだな、と

しみじみ理解できるというか、

あれ、だからこれ、何の話?


そういえば2年前の夏、

私の帰省に夫(英国人)が同行した際

我々は祖父の法要のため

某北海道にわが両親と

妹家族と一緒にお出かけしたのでした。


せっかくだからと法要のあと

幾日か近くに滞在することにし

まずは祖父の出身地である

某港町に併設された

海水浴場に出かけることにしました。


これがなかなか素敵な場所で、

泳ぎに自信のある人は堤防の外側で、

初心者は内側で

ちゃばちゃできるという塩梅。


しかも子供用に

大型ビニールプールも準備。


妹夫妻およびわが両親の希望としては

わが甥謙信君(幼稚園児)にここで

海水浴デビューをさせたいところ。


しかし謙信君は

年に似合わぬ洞察力の持ち主。


大人たちがさりげなく海に誘導しようとする

そのさりげなさの裏に何かがある気がしたのか

「僕はプールがいい」


無理強いは禁物、とそのまま

プールで遊び始める謙信君と大人たち。


そんな集団を無視して

約1名の外国人が

「じゃあ僕は海のほうに行きます!

ああ、北海道の日本海!」


そして夫(英国人)はざんぶと

大海原に飛び込んだのであった。


長くなったので続く!



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