わが甥謙信(4歳)が
英語を喋ることに抵抗がないのは
通っている幼稚園だか保育園だかに
英国人の先生が
いらっしゃるからかもしれません。
英語で数が数えられるのも
どうやらあれは
謙信の親が教えたのではなく
そのロビン先生(仮名)の
手腕である模様です。
「そうか、謙信君は
英語の授業が好きなのか」
「え?英語の・・・何?」
「ドゥー・ユー・ライク・ロビン先生?」
「オーウ、イエス!」
/バラク―ダとは違うのだよ\
そんな謙信君がある日何かの拍子に
「あのね、僕ね、自分の
英語の名前が何かも知ってるんだよ」
自分の英語の名前?
ああ、あれか?
英語圏の人間に発音しづらい
名前を持つ他国人が
ニックネーム的に自らに名づける
イングリッシュ・ネームのことか?
最近だと中国語圏の学生さんがよく
「私はアイリーンで」とか
「僕はマイクで」とかやっていますよね。
私の親戚にもひとり
イングリッシュ・ネーム『ポール』がおります。
「へえ、謙信君には
英語の名前があったんだ。
何ていう名前なの?教えて教えて」
「あのね、僕の英語の名前はね、
『ケンシュイーン(KenSHin)』」
ワーオ、なんて素敵な
無声後部歯茎摩擦音
(むせいこうぶしけいまさつおん)。
「いや、ごめん、何だって?
謙信君、君の名前が英語だと?」
「だからね、日本語だと
僕の名前は『け・ん・し・ん』でしょ。
英語だと『ケンシィーン』なの!」
うん、ロビン先生はいい先生だな、
日本人の名前を一生懸命
正しく発音しようとする
健気な姿勢が
今ちらりと垣間見えたよ・・・!
なお、気を付けて聞いてみると
わが夫(英国人)が謙信君を呼ぶときも
「ケンシュィーン君」。
4歳児の脳内では疑いなく
「英会話における僕の名前は
『ケンシュイン』」
になっている模様です。
うん、それは仕方がないよね。
それにしても謙信君、
君は本当に耳がいいな!
羨ましいぞ!
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