当ブログを長く
読んでくださっている方は
すでにお気づきかと思いますが
私はかなり器が小さい。
さらに根は吝嗇。
仕事上のトラブルなどでしたら
「まあ、これもお給金のうち」
と鷹揚に振る舞うこともできるんですが
家族観・夫婦間の問題になりますとね。
すみません。
今回、白川郷に遊びに行きまして、
とある民宿のおかみさんに
「民家園 はお勧めですよ」
と教えてもらったので遊びに行くことに。
しかし行く道で色々ございまして
民家園に足を入れた時点で
『観光時間は1時間半』ということが
確定しておりまして。
受付のお兄さんに
「観光時間があまりない場合
どの民家から見ていけばいいでしょうか」
「では、すぐそこの中野家ですね。
中に囲炉裏もあって、お茶も飲めますし、
3階建てで一番上までもあがれますし」
で、この中野家がよかったんです。
昔の合掌造りはこうだったんだな、と
しみじみ感じ入る抑えられた照明、
冷たい隙間風、しかし塵はしっかり
掃き出された清潔な囲炉裏端と火。
そば茶は無料。
そんな状態で
だんだん不機嫌になっていく私。
理由:こんなにいい観光地なら
もっと時間を取って見学に来たかった。
いえね、民家園、
予想以上にいい感じだったんです!
その気になったら朝から晩まで
あそこで時間を使えたと思うんです!
それなのに我々に
許された時間はたった1時間半!
なんてこった!
どうしてこんな
予定の組み方をしたんだ自分!
入場料1人450円の
元だってこれでは取れんだろう!
「・・・と、かような理由で
私は今むくれておるのです、
どうも申し訳ありません」
私の言葉に夫(英国人)は
そば茶を飲みながら
「妻ちゃん、君の気持ちもわかりますけど
僕の考え方はこうですよ。
囲炉裏の傍で温かい飲み物を
飲みたいと思ってお店を探しても
そんなインテリアの喫茶店、
なかなか見つかるものじゃないでしょ」
「うむ、まあな」
「仮にそういうお店を見つけられても
コーヒー1杯350円は絶対するでしょ。
コーヒーが美味しいかどうかも
飲んでみるまではわからないでしょう。
仮に美味しかったとして、
お代わりをしたら700円」
「ふむふむ」
「でもこのお茶は無料、その上美味しく
お代わり自由、しかもこんなに
囲炉裏の近くに座れる。
それもあんなに素敵な
合掌造りの屋根の下で!
気づきませんか、今の僕たちは、
すごくお得な体験をしているんですよ!」
「そうか!その視点はなかったわ!
確かに我々は現在非常に幸運だ!」
なんのかんので私が夫と
結婚してよかったと心から思うのは
こういう時だったりするのです。
はい。
あれです、パースペクティブの
差異というか優位性というかは
人間関係において大事だ、
とそういうことです
パースペクティブとか
安易に横文字に逃げるのは止めてください
という日本語を大切にする貴方にも
お薦めなのがこの一冊
- パースペクティブキッド/青林堂
子供の頃読んで大人になって
作者のひさうちみちおさんが
AVに男優として出演していたことを
知った時のあの衝撃を
私は何に例えればいいのか
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