そんなこんなで私が美味しく

崎陽軒のシウマイ弁当 との

逢瀬を楽しんでいる横で

夫(英国人)はひたすら

『世界の車窓から:新幹線編』を

個人的に楽しんでいたのでした。


スコットランドひきこもり日記-♪てーれれってー てーれれー♪


いえ、シウマイ弁当、私のこの日の

実は『朝食』だったんですけど

夫は駅のコーヒースタンドで

『今日のブレンドとホットドッグ』を

お腹におさめて、それで満足だったらしく。


え?私?


私は当然シウマイ弁当のために

ホットドッグなしのコーヒーだけで

その場は我慢しましたよ。


「我慢しただけの価値はあった、

なんという染み入る旨さであろうか」


「そうですか、よかったですね」


「うん、よかった、満足したぜ、

ご馳走様でした」


空になったお弁当箱をきちんとたたんで

ビニール袋の中に入れ直し、

それまで散々放っておいた

夫の相手をしようと窓側の席に向き直り

「で、どうだね、今日の外の景色は」


スコットランドひきこもり日記-雲がかかっていても富士は富士


私の質問に答えるより先に

夫は大きくのけぞると

「ちょっと君!

すかそのにんにく臭!」


えっ?


「に、にんにく?気になるか?」


「気になるどころじゃありませんよ、

凄まじくガーリッキー(Garlicky)ですよ!」


「そうか?そんなにか?」


「人間だからこそ

こうしてやっと耐えられるレベルです!

僕がもしも花ならば、君のその

最初のかぐわしい一息で

花びらがすべて

抜け落ちていたことでしょう」


そこまで?


というわけで、シウマイ弁当を

旅のお供にする貴方、

食後しばらくは隣の人に

話しかけないのがエチケットみたい!


「もしくは次回から君にも

ちゃんとシウマイ弁当を

一つ用意してあげよう」


「いえ、僕はコーヒーで結構です」


愛する人に口臭を指摘されても

それでも止められない魅力、

そんな罪深さが

シウマイ弁当にはあるのです・・・!



羽田発の飛行機は機内食で

シウマイ弁当を配ってくれたらいいのにと

私はちょくちょく思っていたのですが、

そうか、においが敗因だったんだね


機内にはお肉臭いが大嫌いな

ベジタリアンの人なんかもいるもんね


でも羽田発パリ行の夜行便で

「お食事はスタンダードミールと

崎陽軒シウマイ弁当と

どちらになさいますか」

って訊かれたら私は絶対シウマイ弁当よ


でもニンニク臭いは

閉鎖空間では問題だろうし


ええい、悩ましいなあ!

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