多くの日本人が

勘違いしがちなところなのですが

スコットランドの民俗衣装である

キルトは、あれは

ミニスカートではないのです。


基本の基本なので

このブログを呼んでいる皆様は

もう全員ご存知かとは思いますが

キルトはまずあれ、

本来は男性の衣装。


ごついベルトとスポランと呼ばれる

バッグを腰の正面に据え、

膝から下は

長靴下を着用するのがお約束。


そして当然、キルトの下は

男らしくノーパン


ここ大事です、試験に出ますよ。


まあ最近は日本でも

和装時にパンツをはく人も多いように

スコットランドでもキルトの下に

下着をつける人はいるのですが

(確かにキルトをレンタルした人に

裸の尻で着こなせというのは酷)、

伝統と粋を追求したい貴方は

絶対にパンツをはいてはいけない。


お腹が冷えてしまっても

そこで毛糸のパンツなどに

逃げてはいけない。


で、このキルトの長さなんですが、

ここを時々我々日本人および

諸外国人は間違えがちなんですが、

これ、王道は膝丈です。


時々膝上にしちゃっている子を

見かけるんですけど、

それはね、違うの。


心意気としてまずキルトは

戦う男の正装でもあるのだから、

足は細く長く見えるよりもむしろ

太くいかつく逞しく見えるのが正解なの!


膝頭が長靴下とキルトの隙間から

見えるか見えないかくらいの

この武闘派チラリズムが大事なの、

いい、ここ、口頭試験に出るわよ!


そして現代日本において

普段から和装を貫いていて

嫌味を感じさせないのが

枯れたおじさん層であるように、

ここスコットランドで

さりげなくキルトを着こなしているのは

人生の酸いも甘いも噛み分けた年頃の

放蕩のツケが体型に出ているような

くだびれたおじさんたちであることが多い。


はい、すみません、これは私の趣味です。


いやね、若い子が一生懸命

キルトをはいているのも可愛いわよ、

集団でそれで

ラグビー観戦に出かけたりとか、

確かに絵になるし壮観は壮観よ、

でもさ、田舎のバス停にぽつりと佇む

毎晩揚げイモばっかり食べていそうな

しかし地は筋肉質のおじさんが

洗いざらしの普段着シャツの下に

さりげなくキルト、これはね!


こういう何気ない街角の美を

21世紀初頭の我々は

大事にしなくちゃ駄目でしょ!


そんなわけで

キルトをはいている殿方は

普段比四割増しで

男ぶりが上がる、という話でした。



わが夫にもぜひ一度

キルトを着せてみたいものなのですが

「僕はイングランド人ですよ」

「それはわかっているんだけどね」


「君が僕にキルトを着てって言うのは

僕が君にチャイナドレスとか

チマチョゴリを着てって

お願いするのと同じですよ」

「安心しろ、私はどちらも

見事に着こなす自信がある」


ちなみに若かりし頃

ベトナムのアオザイを着た私は
どう見ても『拳法の達人』に

なってしまった過去があるのであった


なんだろう、ものすごい

前蹴りとかを決めそうな

力強さだったのよ、うん

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