いたずらに馬齢を重ねて幾星霜、
2012年冬、私は一つの真理を知りました。
猫のフンは、臭い。
あまりの衝撃に
東京の某友人にメールをしたら
「そんなことはうちの小学校
低学年児童だって知っている」的
お返事をいただいたんですけど、
いや、私だって猫フンが臭うことは
それなりに頭では
理解していたんですけどね。
ほら、私ってこれまで猫を
自分で飼ったことがないじゃない?
だから猫のフンを目にするのって
たいがい屋外でのことだったわけじゃない?
奥さん!
室内と室外では臭さの破壊力が段違い!
夫(英国人)の実家ではこれまで
猫トイレは屋外設置が基本だったのですが
(東京23区内でこんなことをやったら
まず間違いなく迷惑飼い主扱いでしょうが
敷地面積がエーカー単位な家だとねえ)
去年の秋に新しくやって来た縞猫は
まだ体も弱いので、と特例で(?)
台所の隅に砂場を与えられました。
台所といっても10人がけのテーブルが
楽に置けるくらいに広い部屋ではあるのですが、
その部屋の『お客が座る側』のそばに
猫の砂場があるわけです。
で、私と夫はこういう帰省時、
『お客』用の席に座るわけです。
朝食後の楽しい談話の際、
コーヒーの芳香を遮って
鼻に突き刺さってくるあの激臭よ・・・!
最初の数日間は我慢していたのですが
ある日夫が黙ってお客席から立ち上がり
義父の隣(義父の席は猫砂から
もっとも離れた位置にある)に椅子を移動し
そこに腰かけたことをきっかけに、
以来あの爆臭が背後から漂ってくると
私も静かに義父のそばに
椅子を寄せることにしました。
「わが息子よ、そしてわが義理の娘よ、
それはどういうテーブルマナーだね」
「尊敬するお義父様のおそばにいたい、
という可憐なわが心のあらわれです」
「ていうか父さん、あの席、猫フンが臭いよ」
おい夫!
お前は言葉を
オブラートに包む方法も知らんのか!
猫砂皿清掃担当者のわが義母の
名誉のために申し添えておきますと、
義母はちゃんと猫砂を
定期的にきれいにはしているのです。
しかし何故かこの縞猫嬢は
家族が台所に集まり団欒しているときに限って
猫砂の上でお腹に力を入れたがるのです。
猫飼い経験の長い夫曰く
「あの猫は頭の悪い猫だと思う」
いやいやいや。
とりあえず縞猫嬢が早いこと大きく健康になり、
庭の木立の奥にあるという屋外砂場を
使えるようになってほしい今日この頃です。
頑張れ縞猫!
猫が飼われているお宅に招かれて
フンの臭いに閉口したことなんて
私は過去に一度もないんですけど
あれはやはり私の周囲の方々が全員
掃除の達人であったからなのかしら
それとも猫がそれなりに大きくなると
こういう問題は生じなくなるものなのかしら
それにしてもほら、
『野良猫への餌やり』問題ってあるじゃないですか
そこらの猫に餌をあげることだけを好んで
フンの始末は絶対にしない、みたいな人
あれはどうかと私は常々思っていたのですが
今回の経験を経て
一番汚くて臭いところの世話をしっかりする人が
真の猫好きだ、と私は確信するに至りました
美味しいとこどりは駄目ですよね
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