掃除機ヘンリー君のおかげか

それとも季節が変わったためか

羽虫被害(前述 )は一段落しました。


しかし羽虫と入れ替わりに

今度は何故かダンゴムシ

ちょこちょこわが家を

徘徊するようになりました。


「おかしいだろ!

これは絶対におかしいだろ!

どうして家の中に

ダンゴムシがわくんだよ!」


頭を抱える私の横で夫(英国人)は

「ダンゴムシの何がいけないんですか?

彼らは悪いことなんてまったくしない

可愛くて格好いい素敵な昆虫ですよ?」


「私だってダンゴムシが

屋外にいるならそれなりに愛でるわ!

しかし屋内ダンゴムシは絶対に許せん!」


「どうしてですか、ほら、映画の

『風の谷のナウシカ』に出てくる

王蟲(オーム)を思い出してくださいよ。

王蟲は偉大な生き物だったでしょう?」


「王蟲がどれだけ偉大だろうが

居住地域に王蟲が出たら、それは

村が腐海に沈む兆しです!」


というわけで、

家でダンゴムシを見かけたら

私は眉一つ動かさずに

さっさと窓の外に投げ捨てています。


窓辺の木枠の上を

もぞもぞ這っているぶんには

まだ許せもするのですが、

先日居間の絨毯の上で

のん気に日光浴している姿を

発見したときは、

結構本気で腹が立ち、

自分で自分に驚きました。


これまでのところ私に

強制排除された

ダンゴムシの数は合計3匹。


「妻、君って時々

本当に厳しいですね・・・

僕は何度も言うように

家の中にダンゴムシがいても

まったく気にはしないんですよ?」


「黙らっしゃい。我々はこのフラットに

約5年間住んでいます。

主権はダンゴムシではなく

我々にあるのは明らかです。

君だってあれだろう、

『領有権は断固保持すべし』派だろう」


そう、我々夫婦はこう見えて

(どう見えていると考えているのか)

領有権や主権は

可能な限り手放すべきではないとの

考え方の持ち主同士です。


「それを指摘されるとその通りです、

フォークランドはわが英国の領土ですし

英国政府はロッコール島の領有権を

手放すべきではなかったと

僕は今でも考えています」


「同じく私もわが外務省の

『尖閣諸島は我が国の領土、よって

領土問題などは存在しない』との見解を

全力で支持する立場だ、というわけで

私はダンゴムシをわれらの領地からは

強制的に排除する姿勢を堅持したい」


・・・それにしてもダンゴムシは

いったいどこから入ってくるのでしょうか。



フォークランド紛争が勃発したのは

英国側が当初フォークランドの領有に

強気かつ本気の姿勢を見せなかったからだ、

と信じるわが夫は、尖閣諸島問題について

「日本は尖閣諸島沖に

艦隊を派遣するくらいの姿勢を

見せたほうがいいと思うんですけど」


その意見もわかるのですが、

そこまでいくと今度はそこから

どうやって事態を沈静化させるかが

今よりももっと難しくなるわけで


「・・・日本国民の大多数は

『戦争よりは領土放棄』を

望んでいるのかもしれないしなあ」


「でもここで尖閣諸島を譲ってしまうと

次は沖縄、その次は九州を

実はあそこも中国領土、と

主張されちゃうかもしれないでしょう?

あと、中国と国境を接している他の国にとっても

日本の弱腰姿勢は迷惑だと思うんです」


まあそうなんですけど・・・


この問題はどこらへんが

『正しい落としどころ』なんでしょう

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