ところで

今は亡きわが祖母は美人でした。


性格はアレだったんですが。


色が白くてすらっとしていて

目鼻立ちが整っていて

あれですね、故夏目雅子さんが

上手に年を重ねたら

あんな感じになったのではないでしょうか。

若い頃の写真とか、もう、ものすごい


その娘であるわが叔母たちも

もちろんかなりの器量よし。


上の叔母は大学在学中に

ほぼ毎週末

どこぞの殿方からプロポーズされていた

という伝説の持ち主で

(殿方は当然毎週違う人です)、

下の叔母は女学生時代

好意を持った他校の男子学生に

駅で連日待ち伏せをされていたとかいう話

(どこの王道少女小説なのか)。


それらの美の遺伝子

当然私も受け継いでいるはずなのですが、

何故か私には

そういう華やかな武勇伝がない。


あれかな、

母方の血がいけないのかしら。


しかしわが母方の祖母も

銀座を歩けば通行人が口々に

あれはどこの女優かと

囁き交わしたとかいう噂でですね。


母が中学生だったとき

父兄参観の後、担任の先生が

「お前とお前のお母様は

血がつながっていないのか?」

と真顔で尋ねてきたらしい

・・・今だったら訴訟沙汰ではないか、それは。


でも、そんなこと言われた母も

決して不器量じゃないんですよ。


その・・・伝統的な日本美からは

ちょっと外れてしまっているんですが・・・

(母よ、ごめん)

南方の可愛いお猿さん、みたいな・・・

(母よ、いい意味で、いい意味で!)


本人いわく、若い頃の母は

早見優に似ていたらしいです。

親戚一同の証言を総合すると

早見優というよりは野沢直子らしいのですが、

あれですよね、野沢直子って

顔だけ見たら割と可愛らしいですよね!


・・・何が言いたいかというとですね、

母も全盛期はそれなりに

殿方に人気があったらしいんですよ。


じゃあそんな母と

同じ顔をしているので有名な

私にはどうして

浮いた話がまったくないのか、という。


あれかな、

身長と肩幅・・・が問題なのかしら。


わが母は小柄ってほどじゃないんですが

けっこう愛嬌のある体型なんですよね、

戦闘機でいうと『隼』みたいな。

私の体型を巡洋戦艦『金剛』だとするとね!うん!

(そろそろ私の心が傷ついてきた)


こんな話を会社員時代

残業のついでに他部署の人としていたら

その人が仕事の手は休めずに

「それはあれだな、

お前のお母さんとかお祖母さんとか

先祖の女性たち

異性にモテモテだったぶん

きっと悩みも深かったんだろうな。

男の好意って時に鬱陶しいというか

怖いくらいのときがあるだろ。

そういう恐怖体験を重ねてだな、

お前の先祖の女性たちは

『ああ!もっと頑強な体が欲しい!』

と心底願い続けたんだよ、

その祈りが聞き届けられた結果がお前なんだよ!

だからお前のその外見と性格と人生は

ある種の進化だと思う」


ポジティブ・シンキングも

ここまでいくと

下手をしたら傷害事件を誘発しかねないので

皆様も口は災いの元、どうかお気をつけください。


ダーウィンもびっくり

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遺伝子上の勝利が結果的に

異性に不人気な個体を作るって何なのか


まあこの説を聞いたときは

私は大爆笑しましたけどね


今回唯一私が怯えているのは

この記事を読んだ母が

明日からもちゃんと

私と口をきいてくれるかな、という・・・