祖父(東京在住94歳)に電話。
「バレンタインおめでとうございます、
チョコレートは
いくつ手に入れられましたか」
「チョコレート?そんなん、もらってないぞ」
「あら、それは失礼いたしました」
「だいたいチョコレートなんて欲しくない」
「ですが、こういうものは虚礼ですから」
「虚礼なぞ、ますます欲しくはないやい」
まあ大正生まれに
バレンタインを理解しろといっても
無理かなあ、とは思ったのですが。
「で、その何とかタインってやつで、
お前は何か亭主にやってやるのか」
「何をおっしゃいます、ここは英国ですよ?
わが家は英国式に、
夫が妻である私に、何か素敵なことを
やってくれるものなのです」
「素敵なことって何だ」
「花やチョコレートを買ってくれたり、
あとは何か美味しいものを
食べさせてくれる見通しです」
「ふーん、で、
亭主以外の男は
お前に何をしてくれるんだ?」
「て、亭主以外の男?
そんなん関係ありませんよ!」
「なんだ、他の男は何もしてくれないのか!
エゲレスの男どもはケチだなあ!」
・・・お祖父様、貴方さては
『義理チョコ』の概念も
完全に把握していらっしゃるでしょ!
ちなみに祖父と話した後で
母と少し言葉を交わしたのですが
「お祖父様、今年は
チョコレート獲得数ゼロですって?
おかわいそうに」
「あらっ何を言っているのよ、
貴方の妹が昨日
ちゃんとチョコレートケーキを焼いて
持ってきているわよ!
あれはバレンタインよ!
ちょっと今からお祖父様に説明してくる!」
もう、お祖父様ったら
うっかり屋さんなんだから!
とかいうその前に、
うちの妹は乳児を抱えて
どうやってケーキなんぞ焼いたんだ?と。
この時期
デパートやスーパーのチョコレート売り場に
女性が大挙して押しかける様は
日本の風物詩となっておりますが、
こちらではあれです、
花屋の店頭で薔薇とにらめっこをする
お兄さんとおじさまの姿がお約束です。
皆様必死に平然とした表情を
取り繕ってはおられますが、
明らかに照れているところがとても可愛いのです。
この季節の英国の観光名所として
「花屋の店先」は
特筆されるべき場所だと思いますね。
皆様が素敵なバレンタインを
お過ごしになったことを願います。
というわけで
本日これから食事に出かけますので
こんな変な時間に更新なんですよ
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しかししみじみ思うのですが
世界で一番花束が似合うのは
中年男性なんじゃないでしょうか
日本の花業界は
もっとそこらへんに売り込みをかけるべきですね
花と中年男で地域の活性化を!という