というわけで年末年始に
日本に里帰りしたときの話でございます。
夫(英国人)と一緒に
名古屋に行ってきました。
名古屋ときたら、ひつまぶし。
噂には聞いておりましたが
あれ、美味しいですな!
一杯目はそのままで
二杯目は薬味をかけて
三杯目はだし汁をかけて
そして四杯目はお好きなように。
私は「そのままで」が一番好きでした。
うなぎがパリパリしていてとてもいい。
そして名古屋といったら名古屋娘。
「名古屋の若いお嬢さんたちは
お洒落とお化粧に
情熱を傾けることで有名なんです。
茶色い髪を大きく大きく巻き、
地肌が見えないくらいに白粉を叩き
アイラインはあくまでも太く、
睫毛はあくまでも長く、
そして服装は
東京のそれよりも派手かつきらびやかに。
この機会に注意深く見ておくように」
と説明したところ、
夫は神妙に頷いておりました。
で、ひつまぶし屋さんで
昼食を済ませ店を出た後。
「妻よ、質問です。
今のレストランで君の隣に座っていた女の子、
ああいうお嬢さんが
いわゆる『名古屋ガール』なんですか?」
「私の隣・・・?席が近すぎて
逆によく見えなかったからわからんなあ、
どんな感じの娘さんだった?」
「お化粧がとても濃くて、でも可愛らしかったです」
「ああ、じゃあそれは『名古屋ガール』です、
よかったね、名物を目にすることが出来て」
「君が説明してくれていた通りでしたよ!
すごく念入りにお化粧をしていて、
爪もキラキラして尖っていて、靴も見ていて
怖いくらいに高いヒールがついていました!
それでもって同時に
すごく仕草が可愛らしかったです!」
「仕草・・・?仕草とはたとえば?」
「彼女も僕らと同じく
ヒツマブシを食べていましたが、
その食べ方がとても可愛らしかったです!
いつ写真を撮っても大丈夫ってくらい
きれいにきれいに、
可愛く可愛く、ご飯を食べていました!
他の人とは全然違う念の入れ方でした!」
「・・・ほほう」
「彼女がボーイフレンドと一緒なら
僕もそんなに感銘は受けなかったと思うんですが、
彼女と一緒にいたのは、
あれ、きっと彼女のお母さんですよね?
身内と一緒に食事をするときに
あそこまで可愛らしく振舞うなんて・・・!
『名古屋ガール』はすごいですね!」
・・・夫の目撃した名古屋ガールが
そこまで可愛らしかったことは
素敵なことだとは思うんですが、
まあ妻としては
多少複雑な心境になるわけです。
「夫よ、いいのよ、いいんですけどね、
その・・・彼女の食事の仕草は
そんなに可愛らしかったか」
「ええ、もう、とても!」
「・・・君は私にも
そんな風に食事をしてもらいたいか」
「・・・えーと・・・君の性格からして
ああいう食べ方は難しいんじゃないかな、と・・・」
「それはどういう意味だ」
「だって彼女は、まるで
花のように可愛らしかったんですよ?」
「・・・なるほど、で、
私は花のように可愛らしくはない、と」
「いえいえいえ!君だって可愛らしいですよ!」
「しかし花のようではない、と」
「花のようではなくても
じゅうぶん可愛らしいですよ!」
「たとえるならば?」
「た、たとえるならば・・・?
そう、たとえるならば、まるで猫のように!」
どうなんですかね、
猫のように可愛らしいって形容は。
しかもこんな脅迫の末に
絞り出された釈明ときた日には。
名古屋で夫が見つけた「可愛い」その2、
白川公園にあったウサギの彫刻。
夫のセンスはわかるようでわからんです。
もちろん名古屋なので
名古屋城も見てきましたよ!
夜遅くなってしまったので
お城の中には入れなかったのですけど。
夕食はきしめんだ!
と意気込んでおりましたら
現在名古屋で仕事をしている弟が
「市内で一番美味しいきしめん屋を教えてやる」
と言って名古屋駅の新幹線ホームにある
立ち食いきしめん屋を紹介してくれましてね・・・
美味しかった、
確かに美味しかったんですけど
市内で一番って本当か?と
後日某名古屋出身者に
真偽のほどを確かめたところ
「市内で一番美味しいきしめん屋?
ま、新幹線ホームの
立ち食い屋だとは言われていますね」
恐るべし名古屋!
あと、弟よ、疑っちゃってごめん!
皆様も新幹線で名古屋にお行きの際は
ぜひホームで立ち食いきしめんをご堪能ください。
可愛らしい若い娘さんが
濃い目のお化粧をしている姿、
私はけっこう好きなんですよね
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お土産は当然
夜のお菓子「うなぎパイ」を購入
「うなぎパイ VSOP」って
何だそりゃと思ったら
非常に美味しかったので笑いました
返す返すも恐るべし、名古屋!
*コメント欄で多数のお叱りをいただきました
「うなぎパイ」は名古屋名物じゃなくて
浜名湖名産なのだそうでございます
「えっ浜名湖って名古屋県にあるんじゃないの?」
とかボケてみようかと思ったんですが
真剣に私の常識を疑われる予感が強いので
止めておきます
浜名湖および名古屋の皆様、すみませんでした*




