祖父(東京在住94歳)が

最近必ず電話で確認してくること。


「お前の帰国は○日だよな、○日」

「左様でございます」

「うん、俺は忘れないんだ。

ちゃんと覚えているんだからな、

○日の夜、だよな?」

「その通りでございます」

「ふむ、それは

ちょっと早くなったりはしないのか?」


お祖父様・・・

さすがに飛行機ですから・・・


「その飛行機、もう予約しているんだな?」

「チケット代も支払済みでございます」

「それな、本当に飛ぶのか?


・・・飛んでくれなくちゃ私も困るんですが・・・


「まああれだ。○日だから、

お前、忘れちゃ駄目だぞ!」

「忘れませんよ!」

「絶対忘れるなよ!」

「いくらなんでも忘れません!」

うっかりってのがあるからな、

お前、忘れちゃ、承知せんぞ!」


私はどれだけ健忘症だと

祖父に認識されているのか・・・


さて、そんな祖父には

近頃気になることがあるらしい。


「お前、なんとかってところに

俺の話を書いているんだって?」


ドッキー!


「ああ・・・うう・・・

その・・・ブログというものに・・・」

「何だ、俺はずいぶん

エゲレスの悪口を言っているように

書かれているらしいなあ?」

「・・・ええ・・・はあ、まあ・・・」

「俺はいいんだけどな、やっぱり

悪口ばっかりってのはよくないからな、

あれだ、たまには

俺がエゲレスをよく言っていることも書け」

「・・・お祖父様が

英国を褒めたこと、ありましたっけ?」

「・・・なかったか?

・・・一度もなかったか?


祖父の真意は後日探るとしまして、

さあ、密告者は誰だ。


ともあれ、この日祖父は

夕食にウナギを食べたそうです。


「俺ももう年だからな、

そんなにたくさんは食えんって言っているのに

周りの連中がもっと食えもっと食えとな!」

「いえいえ、そうおっしゃらず

もっと食べてください、

体に滋養をつけるのはいいことです」

「あれだろう?

エゲレスにウナギはないだろう?」

「いえ、一部地域では食べるらしいですよ」

「何だ、蒲焼にするのか?」

「油で揚げるんだそうです」

「油でえー?まったくエゲレスってのは・・・

(ここで何か考え込まれた様子)

・・・まあなんだ、お前はその、

油で揚げたウナギを食べたことはあるのか?」

「まだないんですよね」

「ふむ・・・美味い・・・と、お前は思うか?それ・・・」


お祖父様、

そんなに言葉に

気をつけてくださらなくても大丈夫です、

ここ、匿名ブログですから!



密告者うんぬんはもちろん冗談ですよ!

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スコットランドひきこもり日記-お願いします


別にこのブログのことを祖父に

秘密にしていたわけでもないんで

祖父のところにいらっしゃる

洒落のわかるお客様も時々

「お孫さんのアレ、読んでますよ!」

とか言ってくださっていたらしいですし


ただ、祖父の口から直接言われますとね!

こう心筋が素敵な小躍りをかましましてね!


・・・まあでも色々考えたんですけど

万一このブログが祖父の朗読対象になった場合

過去のシモネタは

全削除いたしますのでどうかよろしく


結局、孫というのはいくつになっても

祖父の前では猫をかぶりたいものなのです