英国はヒースロー空港の
「ターミナル5」における大騒動。
総工費43億ポンド
(約8600億円)をかけ
6年がかりで建設された
この新ターミナル、
3月27日の
オープン初日にシステムダウン。
27日から30日の4日間の間に
約250便が欠航。
5日目の今日も54便の
フライトがキャンセル。
現在空港内には
およそ2万8千個の乗客手荷物が
放置されており、この処理には
今後約1週間を要するそうな
(詳細はこちら などで)。
ターミナル5は
某BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)の
専用ターミナルでございまして、
「国家の威信をかけた」
とまではいかなくとも、
ある程度の華々しい成功を
切望された中での
運用開始だったのですが、
それが一転この有様。
それにしても悲惨なのは
このトラブルに巻き込まれた
不運なるBA利用者の皆様。
飛行機は飛ばないわ
手荷物はどこかいっちゃうわ、
それってどんな拷問ですか。
心からご同情申し上げておりましたら
わが夫(英国人)が冷然と
「いや、だってBAだよ?
これくらいの事態は前もって予測できたでしょ。
頭に銃口を突きつけられて
BAを利用しなかったら引き金を引く
とか脅されたのならともかく、
みんな自由意志でBAを利用して
それでこんな目にあっているんでしょ?
これは自己責任ですよ、フフン」
・・・福田総理が嫌われる理由が
何故かこの瞬間にとてもよくわかりました。
さて私は以前このブログで
「英国式の最悪サービスを堪能したいなら
ぜひ一度BAを利用してみるがいいさ」
とか書いたのですが(こちら で)、
本日をもちまして
前言を撤回したいと思います。
これは笑えるレベルを超えた事態だ
(空港内に手荷物放置2万8千個なんて
利便性とか効率性の問題を超えて
安全面から見ても大問題だと思う)。
なお毒の効いた笑いが好きな皆様には
こちら のブリティッシュ・エアウェイズの
ターミナル5宣伝ページをおすすめしたい。
「ターミナル5から飛び立つことは、
あなたの空の旅を大きく変えるでしょう」
・・・なんという壮大なブラック・ユーモア。
さすがモンティ・パイソンを
生んだ国だけのことはありますな。