性懲りもなく宗教ネタで
(前回の魅惑の神の御言葉話はこちら )。
新興宗教の信者さんにも
色々なタイプがいると思うのですが、
先日わが家に勧誘にやって来たのは
ダークブルーのスーツを着た
見目麗しい若人二人組でした。
応対に出た夫(英国人)の背後から
思わずしげしげと
眺めてしまうくらいのハンサムさ。
あれはあれで
団体側の露骨な狙いが
透けて見えたのですが・・・
いいんでしょうか宗教勧誘があんなんで。
それにしても
わがアパートの共同玄関は
オートロック式のはず。
どこの馬鹿がああいう怪しげな人たちを
ひょいひょい建物内に入れちゃうのか、
と思っておりましたら
この間私がその馬鹿の座を射止めました。
いえ、夫かと思ったんですよ・・・
呼び出し音がしたので応えてみたら
「ハロー!」とか親しげに言われたので
何故かそこで
「ヘーイ、ウェルカムバーック」
とか言って鍵を開けちゃったんです。
で、夫を出迎えるつもりで
部屋のドアにもたれ笑顔で待っていたんです。
そしたらやって来たのが
かなり胡散臭い感じの女子二人組。
もう笑顔からして怪しげかつ不憫な印象。
その二人組のひとりが妙に嬉しそうに
「こんにちはー!
なんだかアナタ、私たちが来るのを
予期していたみたいね!
こんな暖かく迎えてもらえるなんて感動!」
もうね、そのときの私の心情は
「おい自分、大丈夫か?」でしたよ。
どこをどうしたら夫の声と
この目の前で過剰にはしゃぐ若い娘の声を
聞き間違えることが出来るのか・・・?
いや待て、もしかしたら
この変な娘たちの後ろから
夫は階段を上がってきているのかも、と
異常なまでになれなれしい笑顔を浮かべる
二人を無視して階段を覗き込む私。
「ウフフ、どうしたの?」
「失礼ですが表玄関のところで
私の夫を見ませんでしたか?」
「え、何のこと?」
「・・・あの、さきほど私と
呼び出し通話で話をしたのは貴方ですか?」
「ええそうです!本当に親切に!
開錠してくださってありがとうございました!」
おいおい私ったら
本気でこのカルト娘と愛する夫の声を
取り違えた様子ですよ!
あまりの己の馬鹿レベルの高さに
「変な勧誘者には笑顔で応対」
の基本原則さえ忘れた私は思わず仏頂面で
「あれが貴方だと知っていれば
親切にはしませんでしたよ」
笑顔が強張る勧誘娘。
そりゃそうです、なかなかないくらい
簡単かつ親しげに玄関を開けてもらえて
「ひゃほーカモ発見!」
くらいのウキウキ気分でいたでしょうに、
直接顔を見合わすなり
カモがいきなりの態度豹変。
「え!それはなくない?」
という表情を娘さんたちがなさったので、
あら、これは言い過ぎたかしら、と反省した私。
そうよ、もしかしたら彼女たち、
宗教とかの勧誘じゃないのかもしれないわ。
「あー失敬。で、何の御用ですか」
「世の中に恵まれない人はたくさんいます、
私たちは出来ることから
世界を変えていきたいのです、
アナタにとってはたった1ポンドでも
100人の人が賛同したら・・・」
しまったこいつら献金系勧誘だ。
長くなってしまったので続く。