去年東京に里帰りした際

久々に会った友人に開口一番

「あら、Norizo、貴方幸せぶ・・・

なんでもない、変わってないわねー!」

と笑顔で真実を吐露され

「待て!今『幸せぶ・・・』と言ったろう!

『ぶ』の次は『と』だろう!そして『り』だろう!

単語の頭に『幸せ』を

つければいいってもんじゃないぞ!」

と友情に満ちた対話をしたものです。

こういう友人は大事にしたいと思います。

そう、私は

去年の10月以来がっつり太め

そうですね、

日本人の平均的感覚からすると

「いや、別に太っている・・・かな、

言われないとわからないけど

(日本的気の遣い方)、

そうだね、まあ、絞れるね、あと少しは

(遠まわしに意見を述べる高等話術)」

とか言いたくなるであろう体型です。

BMI数値で見ると「標準」なのですが、

少しでも痩身を目指したことのある方なら

ご存知のように

BMIの「標準」はかなり幅が広く設定されています。

BMIは体重(㎏)/身長(m)2で求められる数値。

18.5から25までが「標準」とされます。

「BMIだと一応標準なんだけど、

もう少し痩せたいなと思ってるの」

とかいう妙齢のお嬢さんの発言を

皆様も一度は耳にしたことがあるでしょう。

そして

「あら微笑ましい」

と微笑まれたことでしょう。

しかしこの国で

そんな暴言を吐いてはいけません。

クローゼが柳沢の前で

「俺、シュート苦手なんだよね、

もう少し咄嗟の対応が上手かったら

W杯であと3ゴールはいけたと思うんだけど」

とか言うようなものです。

スコットランドでは現在

成人の21%が肥満であるとされています。

この場合の肥満とはBMIで30以上

それが5人にひとりです。

最近の研究によりますと当地では

肥満および肥満に関連する病気の治療のために

毎年1億7100万ポンド

(日本円で約400億円)が支出されているとのこと。

また、今後10年から15年のうちに、

肥満が原因とされる死者の数は

喫煙が原因とされる死者の数を抜き、

スコットランド人の死因のトップになると

予想されているそうです(BBCの記事はここ )。

もはや洒落にならないのです。

日本の女性の皆様は時候の挨拶のように

「最近太っちゃって」と言いますが、

この国でBMI「標準」の女性が

そんなこと口にしようものなら

まずたいていの場合

宣戦布告か心の病を疑われます。

気をつけましょう。