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婚活パーティーで会った長谷部さん12の続きです。
ある日の夕方、商店街の夏祭りで、町内会のステージが設置された横を通りかかった時のこと。
司会の男性が軽妙に客席を沸かせていました。
ふと並んで歩いている長谷部さんを見ると、視線は司会者に釘付けでした。
私「司会の方、盛り上げ上手ですね」
長「まあ、台本通りでしょう。あれは、声量と間を覚えれば誰でもできます。」
そう言いながら、彼はポケットから折りたたんだ紙を取り出し、私に見えない角度で何かを確認しました。
覗くつもりはなかったのですが、一瞬だけ目に入った文字は「オープニング→掴み→客いじり→次プログラム」手書きの進行メモのようでした。
私「その紙、何ですか?」
長「あ、いや、これは昔、自分で考えた台本の残骸です。」
長谷部さんは、寂しそうな表情ですぐにそのメモをしまいました。
そして、雨上がりの平日夜、駅ビルの屋上庭園で会ったのが最後になりました。
ベンチに並んで座ると、長谷部さんはいつもの落ち着いた様子で、紙袋から折りたたみのブランケットを取り出しました。
長「膝、冷えるといけないので。」
私「ありがとうございます。」
こういうところは、本当に優しい。
でも心の中には皮肉の種がいっぱいあるんだよなぁ。
しばらく雑談をした後、私は切り出しました。
私「長谷部さん、率直にお話ししてもいいですか?」
長「どうぞ。」
私「このところ、会うたびに誰かを見下す言い方が増えた気がして。私、ああいう話を聞くの、ちょっとしんどいです。」
ここまではっきり言うと怒るかなと思いましたが、彼は視線を落とし、沈黙しました。
長「多分、僕は臆病なんです。目立つ人たちが軽やかに見えるたび、置いていかれる気がして。僕にも昔は、前に立つ願望がありました。でも、怖かった。笑われるのが嫌だったんです。だから、先に笑っておけば傷つかないと思っていたのかもしれません。」
私「最近の長谷部さんは、笑っておくというよりは、切り捨ててしまっているように見えました。」
長「そうですね。さゆりさんにそう言われると、逃げていただけだと分かります。」
私「…。」
長「さゆりさんといる時間は静かで心地よかった。だから余計に、保険をかけたくなったんです。羨望や劣等感を知られないよう、先に理屈で覆う。嫌な癖ですよね。」
正直に話してくれているのが伝わってきました。
でも、私の気持ちはもう戻れない場所に来ていることも分かっていました。
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