こんにちは、はたなかさやかです。
私のさやかという名前は、
9月生まれだからと、父が、
秋きぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
という、『古今和歌集』の立秋の歌から取った言葉。
さやかとは、
コントラストがはっきりとしていて、
鮮やかな様を言うの。
(秋きぬとの歌は打ち消しがついているから、
「秋の到来を告げる知らせがはっきりあったというわけではないけれど、
風の音や温度に、はっと秋が感じられた」
って意味。)
特に、この歌の影響もあってか、秋の言葉にとてもよく合って、
「月影さやかに」なんて、
秋の満月がはっきりと美しい様を言う時に使ったりする。
私は小学生か、
もしくはもっと前から、
おじいちゃんから名前の由来にこの歌の話を聞いていて、
さやかという名前にずっと誇りを持っていた。
そして、今も大好きな名前。
(歌は、このブログのタイトルに使いました。)
そして、振り返ってみると、
我が家って確かにちょっと変で。
小学館の『日本の古典』シリーズが、
物心ついたときには全巻リビングに置いてあって、
私は事あるごとにそれをちらちらと
意味がわからないながらページをめくっていた。
おじいちゃんの部屋にはニッポニカの百科事典。
わからない言葉があると一緒に調べてくれた。
おじいちゃんはなにか話すにつけて、
『徒然草』や『方丈記』を引用してた。
(じいちゃんは従軍しているから、戦後ずーっと神社には行けなかったんだって。
目の前で人が死んでいく姿を見て、神様なんかいないって思ったから。
でも、日本の神様は信じられなくなったとしても、
それでも日本の古典を愛してたんだよね。
ちなみにうちは祖父母で仕立て屋をしてたので、
フリーランスの血はじいちゃんの血。
ばあちゃんはそろばんと人付き合いが本当にうまくて、
しゃべってるとこの人本当にできた人だなあって何度も思った。)
父が集めた司馬遼太郎の文庫や、
池波正太郎の文庫がいたるところに置いてあった。
あんまり覚えてないんだけれど、
私は中高の時、休み時間になるたびに、
国語の便覧を舐めるように見ていたそうで、
「さやちゃんて変わってたよね」って、
大人になってから同級生に言われた。
(むしろ大学院の友人たちはそれが当たり前の人たちだったので、
変わってる自覚なんか全くなかった)
高校三年生で、
国語の先生になるか、
文学研究するかで迷って、
結局教育大学は落ちて、
私立の女子大で日本文学専攻を選び、
大学4年生の時に、
連歌という文学に出会って、
大学院へ進むことを決めた。
大学教授になるという夢を持って、
奈良に一人で行って、
そして、今までの自分の学びのレベルとは明らかに違う、研究の世界に飛び込んだ。
楽しかった。
でも、やっぱり成果は出さなくてはいけなくて。
それが出せないことが本当に辛くて、
ずるずると23歳から32歳まで、
およそ10年を大学院で過ごしたけれど、
授業ではないところで自分の成果を作ることが辛くて、
そして、自分の抱える世界の狭さに嫌気がさして、
結局大学という道を手放した。
今思うと、私は深く穿つよりも全体を知っている人でいるのが良かったんだ。
でもそれだと、研究の世界ではやっていけなかった。
だけれど、
高校という職場も、
私が望んでいた環境ではなくて。
だから結局、
もう一つ大好きだった、
エネルギーと心の世界の勉強をして、
そしてそちらで起業した。
自由な時間を使えて、
人助けにもなって、
そしてお金も望むだけ巡っていく。
それを実感したし、
コンサルやカウンセリングの仕事も本当に大好き。
でも、こっちの仕事を始めても
なぜかなんとなく神様の存在を近くに感じていて、
そしてなんとなく、
イメージで神様とお話ししているような気がしていた。
神社に行くたびに、
その場にエネルギーを降ろしてくれと頼まれて、
お掃除屋さんだなぁと思いながら、
神社のエネルギーを満たす手伝いをしていたこともある。
だけれど、やっぱりこれも、
世の中の言葉を下ろす人たちの感覚の鋭さに、
私はペーペーを通りこして、
無力だと感じていた。
だから、出したくなかったし、
私には霊感はないと思ってるから、
神様ごとも仕事にしたくなかったの。
でも、事あるごとに神様とのご縁はいただいていて、
だから日本の神様自体は大好きなの。
でも神様ごとをはじめると、
その辺のヘンテコな宗教みたいな最近の流行りと一緒にされるのが本当にやだったの。
私、インテリだから。
古典をかじってたら絶対にこれ古代の言葉ではありえないからっての
世の中にはいっぱいある。
そういうのと、同じにされたくないというプライドもある。
でも。
だからこそ、やるんだってことなんだと思う。
たとえ批判されたとしても。
たとえ霊感商法と言われたとしても。
私なんだかんだ言うて、
やっぱり日本が好きなのです。
イギリスも好きだけど、
日本の神社の気持ちよさは格別だもの。
長い歴史と信仰があるところは、
どこでも大好きだけれど、
なかんずく日本が好きなのは、
やっぱりここにこれだけご縁を持って生まれてきたからなんだ。
ということに、やっとこさ覚悟ができたので、
神様ごとはじめることにしたのです。
和の文化と、神さまと、日本人の根源の自然観について、
お話していきます。
(ちょいと懐かしい写真。photo by 安田 治平Smile Photo Office)
自己紹介にかえて。
