ペットのご相談は「専門」にご相談下さい!!! | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

佐藤貴紀のペットなんでも相談室

獣医師の佐藤貴紀の公式ブログです

先日、知り合いが「チワワ」のパピーをむかえました。
はじめてのわんちゃんらしく、どうしたらいいのかわからず
ペットショップの方のおすすめで、そのお店の顧問の方に
相談しているとお聞きしました。

「ワクチンは?」と聞いたら…
「ワクチンはいらないと言われた」と言います。
「ワクチンをすると死ぬ」と言われた上に「動物病院の先生に
 聞いてもお金だけとられる」と言う事を言われたそうです。

その子は健康診断も受けていません。
その顧問の方は「ペット相談スペシャリスト」と言う肩書きで
お仕事しているらしく、予防の話とか獣医さん的なアドバイスを
口頭で話していると言うのです。

私は同行して「獣医さんしかいえない事を経験でいってしまうのはとてもおかしいです。獣医さんだけです。医療行為の話ができるのは!!」と講義したら、その後「病気相談会」がなくなったと昨日お聞きして、ほっとしました。

よく「予防」と言う言葉や「予防行為」的な事をしているペット関係者がいますが…「予防」は予防医学と言って「獣医医療行為」にあたります。
「予防」についてはきちんと「獣医師」さんに聞いて欲しいと
思います。

ペットの世界は、専門が確立されているようで確立されて
いないですよね。

例えば…
医療行為は「獣医」
飼い主さんのマナーを含める犬の教育は…「トレーナー」
髪を切るのは「トリマー」

と言うように別れています。
別れているには意味があるのです。
医療は国家試験である医師の免許がないと治療方法がわかりません。救える命も救えないです。

トレーナーさんもそうです。
トレーニングは犬ではなく「人間」です。
人間学のお勉強などをして民間ではありますが、資格をもって
いる専門です。

トリマーさんも同じ。
最近は人間の美容師さんから転向する人もいるので
「ハサミ」の免許と国家資格をもった方もいます。
(ペットの場合にはトリマーは民間資格でOKです)

ただ、専門だから良い先生とも限りません。
とは言え、きちんとした資格と経験をもった方の指導を
受けて欲しいと思います。