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正直言うと

日本アカデミー賞というと

一般向けの映画のお披露目イベント的な

お祭り行事の印象で

それでも毎年、気になってテレビで

見ているんです。


もしかしたら

毎月沢山の日本映画を見ている人には

物足りない映画賞で

なんでこれがノミネートされないんだ!

とご立腹の方もいらっしゃることでしょ?


私も密かに思ってるから

分かる、分かるわ、その気持ち、なんです。


だからこの映画賞は話題作やメジャー映画へ

向けた功労賞的なイメージになってるんだけど

今年はまさかの感動を貰ってしまった!


この感覚は、昔、日本アカデミー賞で

単館系のシネカノン配給の

『フラガール』の名前が読み上げられた以来!

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あぁ、あれは

2007年の日本アカデミー賞のことでした。


当時、この映画の司会もやっていて

こんなパワフルな熱と爽快さを持った映画が

沢山の人に伝わったらいいなー!

って自分ごとみたいな思いでMCもし

映画番組でも応援しておりました。


そう、今までの

ノミネート作を見ても分かる通り

大手メジャー映画や

テレビ局配給のヒット作、話題作が

ノミネート、受賞が多いのが

日本アカデミー賞であり

民放の日テレでオンエアということもあり

やっぱりお茶の間で知られるスターの方々が

勢揃いする華やかな図の祭典に思えるから。


それは悪いことではなく、別の映画賞もあるし

日本アカデミー賞は

オンエアが民放だからの理由なんだろうし

各配給会社のプロデューサーも審査員に

入っているから致し方ない

と納得しておりました。


だからこそ

今年の日本アカデミー賞最優秀作品賞、

主演女優賞、主演男優賞という三冠に

『新聞記者』受賞には

米アカデミー賞『パラサイト』作品賞受賞ばりの

改革を感じずにはいられず

大喜びだったんですよ、はい!


だってこの映画

メジャーの配給ではなく

スターサンズという『あゝ、荒野』を始め

昨年だと『宮本から君へ』も配給する

歴史の浅い小粒の配給会社ですよ!


そして日本映画では、タブー視されている

名前は使われていないけれど

今の政治家たちの問題らしきことを

かなりディープに、しかも政府と内調について

描いているという

作り手サイドのことを考えると

かなりスリリングな映画だから

圧力はかからないか?

嫌がらせはないか?

そう、心配していたものの

この映画のMCをしたことで

もれなく批判的なツイートが来たり

韓国人の俳優、シム・ウンギョンさん

キャスティングに物申すツイートがあったりと

心無いものがいくつか送られて来ました。


いやいや、シム・ウンギョンさんの演技の

素晴らしさは見れば分かる。


そして国籍で異議を唱えることは違う。


松坂桃李くんは、安定の存在感を見せつけ

周りを取り巻く俳優陣のインパクトたるや!


確かに参院選にぶつけて公開を目指したせいで

きっと藤井道人監督も

もっと時間が欲しかったに違いないし

作品のクオリティとしては荒削りな部分も

多いけれど

この熱意は今の日本映画界に一石を投じるもの

だということは映画業界の誰もが

理解していたし。


フィクションと言いながら

あまりにリアルに今の政治的問題を

取り上げているこの映画。


実際、政治を強く伝える、匂わすような作品を

地上波が取り上げることは危険とみなされ

取材も減ってしまうのが実情。


それがまさかの民放の日テレでのオンエアで

作品賞受賞ということは

今までの日本映画界を変えようと思った

審査員たちの思いの結果なわけですよね!


私自身、政治には関心はあるものの

語るほどの知識は持ち合わせて無いし

ただただ、その人の志をしっかり調べて

これからの日本の未来が多くの人にとって

縛りなく笑顔になれ、笑顔が続く

社会を考えている人に投票するという感覚。


そして映画の見方は

その人が経験して培われた考えにより

焦点が違うので感想もそれぞれで

いいと思っているんです。


誰も間違ってないし、それは人それぞれ

十人十色だから見方も考えも十人十色。


そんなふうに色とりどりの映画が増えたらイイ、

そして自分なりに考える力を養えばイイ、

そう思っておりますぞ。