【夜の影】〜ニノ〜
その日はアイツらにひどく飲まされて
このままではヤバイ気がして……逃げた
逃げたはずなのに……飲み過ぎた〜
路上でうずくまる俺に執拗に絡むおっさん
「…………誰?……ほっといて」
「大丈夫、大丈夫。行こ〜」
何が大丈夫なんだよ……煩っせな
更なる危機……なのに動けねぇ……
「おっさん……手ぇ引きなよ。みっともないぜ」
そうだよー
俺なんかに構うなよー
ありがとー見知らぬ人♥
「立てよ………ニノミヤ」
えっ?!誰?
俺のこと知ってんの!?
声が呆れてるけど………好きな声だ♥
顔が見たいけど………目がボヤケる
ヤバイ……意識もだ………
「立てって!(・д・)チッ」
ごめん…………俺を知ってる人……
捨ててってくれ…………
「ココ……………どこ?」
「起きたか。」声のした方に顔をむけると
「大野……先輩……なんで?」
「やり捨て野郎のが良かったか?
なら……邪魔したな」
先輩の大野さんが……いた
なんで俺の名前知ってんの?
大野先輩はあらゆる意味で有名だから
女子に人気で……男にも……
「………へっ?嫌です!!
ありがとうございます。
助けていただいたよう…………で!!!」
「なんで俺……裸なんです??」
なんで??
行為があったとは思えない
けど、なんで俺……裸なのーーー??
「風呂場!!お前の残骸があるわ」
声が少し怒ってるのに風呂場に行ったら
俺のと………先輩の服が
バケツにつけてある………これは……
やっちまったなぁ………
そりゃー怒るわ
「ごめんなさい。すみませんでした
なんとお詫びしたらよいのか……」
「宿代……貰おうかな?」
「おいくらですか?」
クリーニング代も…いろいろ迷惑かけた
どーしょう。どうしたらいいのかな?
菓子折り?……食べるかな?この人
「お前。」
大野先輩が悪く笑う……
オスの目に背中がゾクッっとする
「それしか?……」
妖しく頷く……大野先輩……
この人に惹かれてくのが……わかった……
男も女も関係ない……幾多の恋人がいる
この人に……
「わかりました……
……こんなんでよかったら」
「んふふ。いただきます♥」
柔らかい唇に
躰を沿う指に………頭が痺れる
「お前……初めてだろ?」
「……ンッ……そうで……すよ」
俺の躰を撫でながら
耳元でしゃべるのは……やめて……
「俺が言うのも何だけどな
自分の事……こんなん…言うなよ」
「でも……ンッ…迷惑…かけたし…ィ」
「律儀なやつ」
初めての俺を優しく扱ってくれた大野さん
態度とはうらはらの気遣いに
ドキドキした
「お前……呼んだら来る?」
「……………はい。来ますよ」
そっからズルズルとこの関係は始まって
他にいい人もいるのに呼び出されると
いく…………俺
恋人でもないのに……
何やってんのかなぁ……って

でも………手に入れたこの人との時間
手放したくなくて
気づかないフリして
素知らぬふりをする俺
「好きだなぁ……このヒト」「んふ♥ヤルのは好きだな」

「……違うよ……そうじゃなくて……」
━━手に入れたいのはこのヒトなのに━━

ただイタズラに 過ぎ去ってく
瞬間なら 確かめ合おう
Physically
NeomのLightが 奏でたFascinate
溶けていく ふたつのシルエット
そうさ EasyEasy
かなり大胆に
No More キミを感じたいよ
大野先輩の手が好きしぐさが好き
悪い雰囲気も……好き♥他の男を抱いてるのはわかってる
そこは…………好きじゃない
恋人でもない俺は大勢の中のひとり
これは………嫌い。………自分が…嫌い
でも………わかってる
でも……………離れたくない
大野さんへの独占欲に気がついたら
俺が………壊れる……
だから気持ちにフタをして
アナタの呼び出しに平静を装い
今日も……チャイムを鳴らす
続くセメギアイ
もっと Diggin'! Diggin'!
でもウラハラに 愛しさも 溢れて
アンバランスな
My heart and soul
息もできないほど
限界まで Passionate
1秒1秒が In fact
もっと Gimme Gimme
Kissの合図に
どんどん アツく Negotiation
「なぁ………お前の好きなモノってなんだ?」
「なに?突然。………ゲームかな」
「ふぅ〜ん…………
まだ俺って言ってくんないんだな」
「えっ?!」
「お前以外とは手ぇ切ってるから……」
「……………」
「泣くなよ。どうせ鳴くなら
いい声聞かせろ………」
【秋嵐】〜大宮〜
夜の影
《おしまい》
《いいわけ》でます!
もちろんさε=┏(; ̄▽ ̄)┛


