4月30日掲載 東京スポーツ「毒筆啓上」
佐高信さんの「毒筆啓上」東京スポーツ4月30日号
佐高さんの知られざる連載「毒筆啓上」は毎月最終月曜日に東京スポーツに掲載されています。
先月の「毒筆啓上」はこのほど佐高さんと対談本を出された土井たか子さんと、先月なくなられた城山三郎さんの対談からまず引用されています。
「私は戦後になって初めて、大本営(発表)の情報が以下にまやかしであったかを知りました。こんなことが二度とくり返してはならないとおもいしたよ。」と土井さん。城山さんはそれに答えて「僕達の世代は自由にまともなことが言えない恐ろしさを身にしみて知っています。言論の自由を奪うことは、まさに諸悪の根源。そう思えてなりません。」と。
佐高さんは城山さんの言を引いて「いまの政治家は戦争体験を知ろうともしないし、わかろうともしない、」と嘆かれます。
そして現憲法の9条が一国平和主義であると非難する輩がいることに対して次のようなエピソードを引いています。
佐高さんと土井たか子さんの対談「護憲派の一分」で1990年のノーベル平和委員会等が主催したオスロでの国際会議でオードリーヘップバーンとグレゴリー・ペックがチャリティコンサートに出席したことを土井さんが披露されたことに対して、「日本では、こう言う映画スターが政治的活動をすることを嫌がるが、欧米では考え方が違うのですね。」と佐高さんは感動されます。
土井さんはそれに続いての劇的なシーンとして天安門事件の柴玲がヘプバーンの紹介で白い綿パンとTシャツで舞台に飛び出してきたことをさらに話されたとあります。
佐高さんは残念ながらこんな光景は日本では見られないと結論づけています。
しかしながら佐高さんは、このエピソードの中で憲法9条がどう話され、どういう風に世界に伝えられていったのかは明確に話されません。そこのところが非常に不満です。オードリー・ヘップバーンは一般的にはユニセフの活動が有名でどのように憲法9条とかかわってきたのかはよくはわかりません。
憲法9条が世界にその存在を訴えかけたのはやはり1999年のハーグ国際会議ではなかったでしょうか。ハーグ国際会議は民間の主催でおこなわれ、国際連合とは直接関係のないものでありましたが、それはノーベル賞受賞者や世界の平和NGO、人権団体の協力の下で行われ、ハーグ国際宣言が採択されました。
そして映画人の「政治運動」たしかに日本ではスターの政治的活動はあまり行われません。そういう中でリチャード・ギア氏が中国の少数民族弾圧を首相官邸での記者会見のときに批判したのは目立ったのは記憶にあたらしいところです。
このブログでは佐高さんにも辛口評論をさせていただきます。
オードリー・ヘップバーン公式サイト
http://www.audreyhepburn.com/
日本ハーグ平和アピール運動
http://homepage3.nifty.com/wfmj/hap/index.htm