大事なことは蜂が教えてくれた | 本当の自分で楽に豊かに生きる道

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Spica Creations パーソナルコーチ 深井沙織の幸せに生きるヒント

コーチングの視点から
日々の幸せ 気づき 学び 心にとめておきたいこと など書いています

今日は、昨日に引き続き、父のことを書こうと思います。

「大事なことは、みんな蜂が教えてくれる」
これは 父の言葉です。
今回 実家に帰った時に、そう言っていました。

今の父の大きな楽しみの一つは、蜂です。

庭に、蜂を飼っているんです。
蜂と言っても、色々な蜂がいますが、父が飼っているのは、通称「地蜂」と呼ばれているクロスズメバチという1cmくらいの蜂で、地面の中に巣を作ります。

父は、6・7月くらいに山に地蜂を捕りにいって、巣を庭に埋めます。
すると、蜂は、そこで巣を大きくするのです。

父は、夏の間、巣の入り口に鳥のレバーを吊るして、働き蜂が働いている様子をじっと見つめています。

今回帰った時にも、蜂は活発に活動をしていて、鳥のレバーにたくさんの蜂が止まり、入り口から一直線にどこかへ飛んでいく蜂もいたり、どこかから、戻ってくる蜂もいたり。

結構おびただしい数の蜂が飛んでいるのですが、この地蜂は攻撃性が低く、よっぽど巣を壊すという危険がなければさされることはありません。

実際に、通行の邪魔をしてしまって、頭にあたっても、おいかけ回されることはなく、そのまま巣穴に戻っていきます。

父が教えてくれたのは、こんなことでした。

「蜂から教わったことは、やるべきことを粛々とやることだ。
エサの係は、レバーのところでそれを運んでいる。巣を大きくする係は、土を運びだしたり、材料になるものを持って運んでくる。
こうやって見ていると、何も運んでこない奴もいるんだけれど、そいつのことを責めることもなく、そういうもんだと受け入れている。
他と比べず、自分のやるべきことを淡々とこなしている。
途中、障害物(人のこと)があっても、何もなかったかのようにまっすぐに巣に帰ってくる。
大事なことは、みんな蜂が教えてくれたよ。」

よく、父は「粛々と」と言っているのですが、蜂が教えてくれたんですね。


庭で飼うくらいだから、よっぽど蜂が好きなんだな、と思うでしょ?

そうです。本当に好きなんです。

昨日は、その蜂の収穫の日でした。

そう、大切に飼っていた蜂を食べちゃうんです。
私も、何年か前、庭で地蜂を飼い始めたと聞いて、父の蜂好きもここまできたか、と思ったのですが、それが収穫のためと聞いて驚いたものでした。

長野県では、この地蜂を食べる風習があって、私の父は、私が幼い頃から 地蜂ハンターでした。父が山で巣を捕って来ると、ピンセットで蜂の子を取り出す作業をさせられた思い出があります。蜂の成長段階をそれで知りました。黄色い卵みたいなものが成長し、だんだん蜂の形になり、黒くなっていき、蜂になる。
それを、ピンセットでつまんで出すという。

出したら、母が佃煮にしてくれて、食しておりました。

うちでは当たり前のことでしたが、他で話すと、気持ち悪がられたりしましたっけ。

庭で飼い始めたと聞いた時には、とても可愛がっていると聞いていたし、まさかと思ったのですが、やはり食用でした。初めて聞いた時には、驚いて「食べるために可愛がっていたの?!」と聞いたこともありましたが。

農家さんも同じだよな、と。

掘り出す直前のその日まで、変わらずエサを与えて、父は夕方掘り出していました。

掘り出しているところは「見せたくない」というので、「どうして?」と聞いたら、
「そうはいっても、殺すってことだぞ」と。
大切に育てて、いろいろ教えてくれた蜂を殺すのはしのびないですが、おいしくいただくことで供養ができるのでしょう。

「(命を)いただきます」ということも、蜂が教えてくれたことでした。

最後まで、お読みいただき、どうもありがとうございました。