「トランプ氏にこびを売るようなことも…」野党指摘に高市首相「私としては」言動の真意を説明
日刊スポーツ
高市早苗首相は6日の参院予算委員会で、先月19日に行ったトランプ米大統領との日米首脳会談をめぐる言動について「こびを売るようなことがあったのではないかと批判がある」と指摘され、当時の自身の発言を持ち出しながら釈明した。
立憲民主党の小西洋之議員が、イラン情勢を受けて世界各国で原油確保が困難な状況になっていることを指摘し、「日本も含めて、石油資源の確保は死活的な課題。イランの個別交渉も、日本は真剣に行っていかないといけない。かつて、第4次中東戦争の時、田中角栄総理はアメリカのキッシンジャーからの圧力をはね返し、アラブ石油輸出国機構の友好国として石油の確保を行い、国益を守ったことがあった」と、かっての角栄氏の行動に言及。その上で、「先般の首脳会談では、トランプ大統領に、いわば、こびを売るようなことも繰り広げたのではないかという厳しい批判も、報道も含めてたくさんある。いざという時には、イランとの個別交渉を含め、日本の国益を守るため、決然と行動する。田中角栄総理のような決意があるかどうか、答弁してください」と、ただした。
これに対し、高市首相は「日米首脳会談について、こびを売ったと。それは、小西委員から見たらそうかもしれません」と応じた上で、「私としては、(日米)首脳会談の時に、まずは今、平和を取り戻せる、そしてまた、世界の経済が大変な状況になっているということを申し上げた上で、平和を、繁栄を取り戻せるのは、トランプ大統領だけだと。つまり、トランプ大統領にかかっている、という旨は申し上げた」と、会談冒頭発言の真意を説明。「その後の会談でも、その重要性について、類似のお話をさせていただいた」と訴えた。
その上で、「イランとの間について、今ちょうど調整の状況なのでこれ以上は申し上げられないが、トップレベルの会談も含めて、あらゆる方法について追求いたしております」と述べ、イランとのトップ会談の可能性を模索していることも明かした。
日米首脳会談をめぐっては、高市首相がトランプ大統領主催の夕食会に出席した際、米軍音楽隊の奏でる音楽に合わせて派手なアクションをまじえて歌い踊っているような様子の写真がホワイトハウスの公式ホームページに掲載され、賛否となった。高市首相はこのことに関しては、触れなかった。