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世論は反発も……“動物愛護法”なき中国

 当然、あまりに異様でむごたらしい内容が問題視された。

動画は中国国内だけでなく、

SNSを通じて瞬く間に世界に拡散されたのだ。

「世論の反発もあり、地元当局は6月30日に少年たちを

矯正学校に相当する専門学校に送致したことを発表しました。

しかし、彼らが14歳未満であることに加えて、

残念ながら中国には日本の動物愛護法に相当する

動物虐待を防止する法律がなく、刑事罰の対象にはならない。

しかも当局が“彼らは未成年である。

ネットリンチにかけるべきではない”との旨を国民に警告、

加害少年への配慮ともとれる対応を示したため、

中国人の怒りも一層膨れ上がっています」

さらに、中国に動物愛護法制定を求める署名活動や

抗議広告を出す動きが国際的に広がってもいる。

7月中旬には、米国ニューヨーク・タイムズスクエアで

本件の真相究明と動物愛護法制定を求める広告が

大型ビジョンに掲示された。

 

20年ほど前から

保護犬の支援や動物愛護活動を続けてきた彼女は

現在、3匹の保護犬と共に暮らしている。

保護活動の中で劣悪な環境に置かれる犬たちを

何度も見てきた浅田さんにとっても、

この事件の衝撃は大きかったという。

「旺旺と子犬たちの情報に触れて以降、

あまり眠れなくなり、

気付くとこの事件のことを考えています。

どんなに苦しかったかと思うと、やりきれません。

違う国で起きたことだし、できることはないだろうと

分かっているんだけど、考えずにはいられなくて。

署名活動には全部記名してますが、

現実的には他国の圧力で

動物愛護法を制定してもらうのは難しいでしょう。

無力さを痛感しつつも、この事件を風化させてはいけないと

思っています」

翻って現地では、事件が起きた掲陽市産品の

不買運動も起きたりで、粗暴さもその反動も苛烈。

いやはや、中国という国は……。