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@kocco649 さま

隔週木曜は「捨て犬の日」 

行政と流通が身勝手を生む

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こんな日が

繰り返されることがないように。

こんな制度がまかり通る時代に

ならないように。

 

命のバーゲンセールがある。

命を捨てていい日がある。

 

だから、犬を買い、

そして捨てる飼い主がいる。

 

そして今日も、

捨てられた犬たちは

窒息死させられていく。

 

責任者よ出てこい--。

 

2009年2月中旬の木曜日、

県内のある自治体庁舎の駐車場に、

その犬は50歳前後の女性に

ひかれてやってきた。

 

名前はベル。

8年ほど前、女性の上の子が

飼いたいといって拾ってきた、

オスの雑種だという。

 

いつもと変わらぬ散歩だと思うのか、

茶色いしっぽを振って

女性に寄り添うように歩く。

 

だが、その先に待ち受けていたのは

「捨て犬収集車」だった。

 

隔週の木曜日、

決められた時間帯、

この駐車場には捨てられる犬と

その飼い主が集まってくる。

 

時には行列もできる。

県による捨て犬の

定時定点収集が

行われているからだ。

 

つまりこの場所は

「犬捨て場」であり、

この日、この時間が

「燃えるゴミの日」ならぬ

「捨て犬の日」なのだ。

 

定時定点収集とは、

自治体が

犬猫を捨てていい場所と日時を定め、

それにあわせて

飼い主が捨てに来る犬猫を、

収集車が巡回して

集める制度のこと。

 

42カ所の「捨て犬場」があり、

捨て犬が多い地域では隔週、

それ以外は月に1度、

「捨て犬の日」が設けられている。

 

収集車の荷台から

保管用のケージが降ろされ、

女性がベルを

そのなかに入れようとする。

 

異変を感じたのか

ベルは抵抗するが、

収集業者の男性と

2人がかりで押し込まれた。

 

なぜ8年も一緒に暮らしたのに

捨てに来たのか。

 

「連れて来たくなかったのですが、

家族を噛むんで

どうしようもないんです」

 

そう説明し、

女性は立ち去っていった。

 

その後ろ姿を、

ベルはケージのなかで

静かにお座りをし、

しばらく見つめていた。

 

女性の家ではもう1匹、

2歳のラブラドルレトリバーを

飼っているという。

 

下の子がどうしても

飼いたいといい、

ペットショップで購入してきた。

 

この翌日、

殺処分されることになるベルとは

大きく明暗が分かれた。

 

東日本のある自治体で、

殺処分の様子を取材した。

午前9時30分、

いつものように

犬舎の壁が動き始め、

この日は柴犬やビーグルなど

9匹の犬が殺処分機に追い込まれた。

 

処分機の広さは約3立方メートル。

 

うっすらと明かりがともっている。

そのなかを、

犬たちは所在なげにうろうろとし、

何匹かは側面にある小窓から、

外の様子をうかがう。

 

処分機の入り口が閉じられると、

すぐに二酸化炭素の注入が始まる。

犬たちはまずガタガタと震え、

息づかいが荒くなる。

処分機上部に取り付けられた

二酸化炭素の濃度を示す

メーターの数値が上がっていくと、

苦しいのだろう、

次第に頭が下がってくる。

 

1分もすると、

ほとんどの犬は

立っていられなくなり、

ゆっくりと折り重なるように

倒れていく。

 

酸素を吸いたいのか、

何匹かの犬が寝そべったまま

大きく口を開く動作をする。

助けを呼びたいのか、何とか顔を

上げようとする犬もいた。

 

そんな動きも注入開始から

10分がたつころにはなくなった。

犬たちは目を見開いたまま、

絶命していた。

 

こうして07年度には、

全国で12万9937匹の犬が

地方自治体に引き取られ、

うち9万8556匹が殺された。

 

■太田匡彦 AERA 2009年4月13日号掲載

#保護犬を家族に迎えるという選択肢

#保護猫を家族に迎えるという選択肢

#動物はモノじゃない

 

 

 

 

【杉本彩のEva通信】

ukuishimbun.co.jp/articles/-/2149754…