昨年3月に訪問した岩室温泉街にあるイノベーティブレストラン『灯りの食邸 KOKAJIYA(コカジヤ)』。今回は前回お話を聞いていた一棟貸切の宿『岩室 久元』が昨年7月に完成し、『岩室 久元』と共に岩室滞在を楽しんでまいりました。

 

▼一棟貸切の宿『岩室 久元』のリール▼

 

 

『灯りの食邸 KOKAJIYA(コカジヤ)』は、築120年ほどの古民家。一度人がいなくなり温もりの絶えた建物にこのレストランが再びあかりを灯しました。

▼古民家レストラン『KOKAJIYA』のリール▼

 

 

ちなみに『KOKAJIYA』の建物である『小鍛冶屋 主屋(旧高島家住宅)』は、昨年登録有形文化財に指定されました。文化財指定の建物でお食事って素敵じゃない?

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しかも、ミシュラン2020、ゴエミヨ2023にも掲載。新潟ガストロノミーアワードも獲得しています。古民家で美食が楽しめるというわけです。

 

丁寧にリノベーションされた建物は、靴をぬいで畳の畳の部屋を通り、ダイニングへ。

 

朝朝食の時に撮影しました。一棟貸切の宿『岩室 久元』に宿泊すると、朝食はこの朝日が差し込む気持ちいい空間でいただくこともできるって良くないですか?

 

障子の向こうには坪庭の緑が見え美しいですね。

 

今回はランチ(前回はディナー)で利用させていただきました。ランチ・ディナー共に8,800円。ランチは12時、ディナーは18時の一斉スタートです。

料理はイタリア料理をベースにしたイノベーティブフュージョンという、古い物と新しいものがミックスしたような感じ。

 

 

 アミューズグール

アミューズグールは春の盛り合わせ。これ花より団子な私にぴったりだと思いませんか?(笑)

 

蕗味噌とホワイトチョコレートのクリームを合わせたサブレ。甘さと苦さの共演です。

 

団子はよもぎなどから出来ていて、玉露とエストラゴンで作ったソースを。

うわぁ〜、のっけから楽しい料理ですね。

 

 

ほろほろ鳥のスフォルマート

スフォルマートはイタリア版茶碗蒸しのこと。ここに新潟の鳥料理の名店「おにや」が飼育しているほろほろ鳥のササミを合わせています。フェンネルのお花が可愛らしく添えられていますが、ソースには根セロリのピュレや河内晩柑のが加えられ味わいも華やかになっていました。

 

自家製パン

雑穀のパンだったでしょうか。

 

桜鱒のミキュイ

桜鱒は炭火でゆっくり火入れをし、しっとりとした火入れ。炭のスモーキーな香りをつけて風味を出しています。ソースは独活や蕗の薹といった春の味覚のピクルスに甘味のあるサバイヨーネを使い、スモーク感とのコントラストが楽しめました。

 

 

佐渡牡蠣のスープ仕立て

ぷっくりした佐渡牡蠣は、スナップエンドウの茹で汁でポシェし、ふっくら火を入れをしています。スナップエンドウとほうれん草で作った豆の甘味を感じるスープでいただく、甘味の中にしっかりした牡蠣の力強い味わいを感じる一品でした。

 

 

スープパスタ

和食で言うと、ちょっとおしのぎ的な感じでパスタが登場しました。カッペリーニでしたでしょうか。アスパラの出汁のスープに少し実山椒オイルを入れ、つるつるっと素麺みたいな感じでスダチでいただくもの。スダチでさっぱりといただきました。

 

 

アスパラガスの炭火焼き

アスパラガスは出汁をガストロバックし炭火で焼いているので味がしっかり。ここに菊芋とゴルゴンゾーラのニュアンスのあるソースを合わせて。アスパラの瑞々しさとちょっと癖のある味わいにゴルゴンゾーラのアクセントがきいていました。

 

 

フォカッチャ

 

 

ホワイトアスパラガスとサザエ

ホワイトアスパラガスを白人参と合わせ立体的に作り上げた白と黒いソースのコントラストが際立つ料理です。みずみずしいアスパラガスの旨味と白にんじんの甘味の膨らみが楽しめます。アクセントはサザエ。ところどころに仕込まれていて、時々サプライズのような味わいが口の中で広がります。ソースは鰻のタレのような濃厚なものに赤ワインを組み合わせ、ちょっと甘め。ここにサザエのキモを加えた濃厚なものとなっていて、面白い味わいを作り出していました。

 

 

山女のコンフィ

素朴な山女が美しい料理となって登場しました。上にはやわ肌ネギやうるいを合わせ、穂紫蘇やアリッサムを散りばめて。ソースは、ココナッツミルクと黒にんにく、そしてお味噌を加えたりして楽しい発酵の組み合わせ。野山のものたちがなんだかオリエンタルな風味と組み合わされ、しかし懐かしかったり。楽しい料理でした。

 

お口直し

越後姫のグラニテにアブサンのジュレ

 

牛肉のグリル

60日間熟成させた牛肉は、少し脂もあり口の中で噛み締めると旨味が広がります。発酵した山葡萄の優しいソースでお肉の味わいを楽しみながらいただきました。なめこ筍添えというまさに山の恵みとの組み合わせですね。

 

南蛮海老のリゾット

南蛮海老は新潟湾で獲れた甘海老のこと。この南蛮海老の出汁でとったスープで作った少しアルデンテのリゾットは旨いに決まっています。甘海老の濃厚な旨味がぎゅっと閉じ込められた香り、味わいの高いものでした。お米の旨味もしっかり。

 

 

蕗の薹のティラミス

最後はコーヒーの苦味と蕗の薹の苦味が調和し、蕗の薹でさらに大人の風味を増したティラミスでした。

 

コーヒーは『KOKAJIYA』ブレンド。

 

前回気づかなかったのですが、『KOKAJIYA』に行ったら絶対にトイレにいってみてください。こんな昔の光景が残っています。楽しいですよね。

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しかも手拭いやお皿なども販売。

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階段を登るとお宝の宝庫。骨董が並んでいます。

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確かに、古民家を壊せば古いものも出てくることでしょう。私は『久元』からでてきたんでしょうか。かんざしがあったので購入しちゃいました。

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『KOKAJIYA』にはこんな鉄のアートも飾ってあります。

 

これは前回訪問の時の写真ですが、お雛様が飾ってありました。夜も素敵でしたよ。

 

 

灯りの食邸 KOKAJIYA(コカジヤ)

新潟市西蒲区岩室温泉666

0256-78-8781

火曜日/水曜日