先日、毎年楽しみにしている「さくら茶会」に参加してきました。
今年で12回目の開催。

そのうち、9回か10回は参加しています。

毎年、この季節の楽しみになっています。

 

お寺で開催されるさくら茶会。

今年も見事な枝垂れ桜(しだれざくら)が出迎えてくれました。
以前より花の数は少なかったものの、

一輪一輪が以前より大きく感じ、ピンクの色も濃くなっているようです…。

あとで伺ったところ、桜の木に肥料を与えて回復させたとのこと。
「大切にされていること」が伝わってきます。




立礼式で味わう、心地よい“お茶の時間”

今回のさくら茶会は立礼(りゅうれい)式で行われ、

椅子に座ったままお茶を楽しめる形式でした。

リラックスして、心がじんわり満たされるひとときでした。

桜を愛でながら「気負わずにお茶をいただく」というのも、大きな癒しですね。

道具やお菓子にも宿る、“おもてなしの心”

印象的だったのは、お茶、お菓子、

そしてお道具の一つひとつに込められた“おもてなしの心”。

今回のお茶会には、特別な想いが込められていました。

それは、震災のあった石川県能登への思い。


お茶会を主催された先生の亡くなったお母様が石川県・金沢ご出身とのことで、
・棗(なつめ)は輪島塗
・お茶碗も金沢ゆかりのもの

・茶釜はお母様からのもの

 

そして、桜をモチーフにした可憐なお菓子も。

茶道では、お菓子もまたおもてなしの一部。
その年、その時期に合わせて作っておられます。
そのすべてに、
「あなたを大切に思っていますよ」と

メッセージが込められています。



茶道は“言葉を超えたコミュニケーション”

茶道の言葉を超えたコミュニケーションに

とても心動かされます。」

「今ここを大切に」「あなたに喜んでほしい」――
そんな想いが、準備や所作、道具の選び方などに静かに込められているのです。

そして、招かれた側もまた、
その気持ちを丁寧に受け取ります。


お互いの間に「あなたを大切に思っていますよ」というメッセージを交わす。

茶道のコミュニケーションではないでしょうか?

この「おもてなしの心」は、
日常のコミュニケーションにも通じる大切なヒントがあります。

「あなたを大切に思っています」という気持ちの表現。
おもてなしの心は、決して特別な場面だけのものではなく、
日常のささやかな場面にも、自然に生かせると思います。



「一期一会」が教えてくれること

そして最後に、大切にしたいのが
茶道の核ともいえる考え方――「一期一会」。

この出会い、この時間は、もう二度と全く同じには訪れない。
だからこそ、「今、この瞬間」を大切に味わう。

お茶会でも、日々の暮らしでも、
この“今”に心を込めることが、深い絆や豊かな時間を育んでくれるのだと思います。


春のさくら茶会は、心がゆるむひとときであると同時に、
「相手を大切に思うこと」の大切さを思い出させてくれました。




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