「よりよく生きるために必要な力」ライフスキル。
今日は、おかやまライフスキル研究会の総会で基調講演をさせていただきました。(オンラインです)
ライフスキルとは「日常生活に生じるさまざまな問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」(WHO:世界保健機関)とされています。
よりよく生きるために必要な技術・能力、生活技能ともいわれ、共通する具体的スキルとしては、
・意思決定
・問題解決
・創造的思考
・批判的思考
・効果的コミュニケーション
・対人関係
・自己認識
・共感性
・情緒対処
・ストレス対処
とされています。
人との関わり方や、困難への対処法、そして自分の意思を伝える力などが含まれているのがかわります。
私が普段からお伝えしている「ポジティブコミュニケーション」の内容と共通する部分がたくさんあることを感じました。
おかやまライフスキル研究会では、子ともたちにわかりやすいドリル形式のライフスキルの教材を制作中とのこと。学問的な学びももちろん大切ですが、「生きる力」を身に付ける学びがこれからの時代にはますます重要になってくると思います。
日本の学校教育にも是非導入してほしいです。
お話の中で特に印象に残ったのが、今の学生たちに響く言葉として紹介された「さわやかに断るスキル」について。実は、多くの学生が断ることに苦労していることがわかります。
断ることに抵抗を感じる理由としては、「相手に申し訳ない」「嫌われたくない」という気持ちがあるのかもしれません。
大人のコミュニケーションでも話題になるテーマで、著書にも書きましたが、「断る」ことができず悩む人は少なくありません。
そんな中で紹介された「紅茶とノー」という動画(YouTube)は、多くの人に見てほしい内容です。
これは性教育に使われる動画で、相手の意思を尊重することを「紅茶を飲むかどうか」に例えています。たとえば、「紅茶を飲みたい」と相手が言わなければ、無理に飲ませることはできない。ノーと言わないからといって、飲みたいわけではない、という内容です。
この動画は、デリケートなコミュニケーションの本質をとてもわかりやすく伝えています。私たちも子どもたちに、自分の意思を伝える方法や、相手の気持ちを尊重する方法を伝えることが大切だと改めて感じました。
子どもたちがどんな悩みを抱えているのか、どんなコミュニケーションで困っているのか、もっとリアルな声を聞いていきたいと思いました。
そして、ライフスキルとしての「コミュニケーション力」を伝えるお手伝いが少しでもできれば嬉しいです。
私たち大人ができるのは、必要なことを伝え、小さなサポートを積み重ねること。
それが、子どもたちの「生きる力」につながると思っています。
著書の紹介です。
『ストレスフリーの人がやっている
ポジティブ・フレーズ言いかえ事典』片山三喜子(大和出版)
https://www.amazon.co.jp/ストレスフリーの人がやっている-ポジティブ・フレーズ言いかえ事典-片山三喜子/dp/4804719091
