声だけのコミュニケーションでは、内容を正確に伝えるのが難しい場合があります。
最近、それを痛感する経験をしました。
先日、両親から引き継いだ田舎の小さな土地について、不動産屋さんとのやり取りがありました。
不動産屋さんは、両親の代からお世話になっている方で、70代後半のおじさま。
長年、不動産業を1人でやってこられた方で、人との信頼関係でここまでやってきた自負がおありです。
今回、隣の方から土地を購入したいとのお話がありました。その内容を電話で伝えてくださったのです。
故郷から離れた大阪に住む私にとっては、値段もわからないし、先方から提示された金額がどうなのかの判断材料がなくて返事ができなくて困りました。
もちろん、土地に定価などはなく、地域により、また土地の形などの条件や、周りの環境などさまざまな要素が加味されて決まっていくものだということはわかります。
とはいえ、相場や参考になるものなどを知った上で、納得のいく条件で決めたいと伝えました。
相場や、路線価を電話で、ざっくりとした数字を教えてもらいましたが、なんだかしっくりこないのです。土地の売買はそう簡単にお返事ができません。
狭いところですが、両親から譲り受けた、私にとっても愛着のある大切な場所です。
大事な判断なので、口頭で聞くだけでなく、しっかりとデータや資料を確認したかったので、知り合いの税理士さんに聞いたり、不動産会社に勤める友人にもいろいろ教えてもらったりました。
「私のことを信用されてないみたいですね」と不動産屋さんに言われましたが、そうではなくて、やはり内容によっては口頭だけでなく、文字になっている書類での説明や提示が必要と考えます。そして、判断するためのデータや資料も。
時代とともにやり方が変わった部分もあるかもしれませんが、土地の売買については、たとえ説明や交渉の段階でも、お互いの齟齬がないように書面での確認も必要ですよね。
内容によっては、電話や会話だけでは確認できないものもあると、再認識しました。
また、メールや書面でのやりとりだけでも、細かいニュアンスがわからないので、両方必要と思います。
最近は、メールでのやり取りだけで終わらせようとすることも多いので、ケースバイケースですね。
内容によってコミュニケーションの手段の選択は重要だとあらためて感じました。
特に聞きなれない専門用語や数字があると、耳だけで正確に理解できない場合があります。お互いの理解度が同じとは限らないからです。
それを電話で説明して、不動産屋さんも何とか納得してくださいました。
今後は、面倒と思われても、コミュニケーションを複数の手段でとって、進めようと思います。
良い勉強になりました!
