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真夜中の独り言
AI編/第一夜
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レコードがCDになり、やがて音楽
は配信されるようになった。
ガソリン車はEVへ向かい、
電話はスマートフォンになった。
技術はいつも、
それまであったものを便利にしなが
ら進化してきた。
だからAIも、最初はその延長線上に
あるように見えた。
文章を書いてくれる。
調べてくれる。
画像をつくってくれる。
仕事を早くしてくれる。
たしかに、とても便利です。
でも、AIと長く対話していると、
時々、それだけでは説明できない瞬
間があります。
こちらがまだ言葉にできていなかっ
たことを投げかける。
AIから返ってきた言葉を読んで、
「ああ、自分が考えていたのはこれだったのか」と気づく。
そして、その気づきから
また新しい問いが生まれる。
不思議なのは、最初から自分の中に
答えがあったわけでも、
AIが完成した答えを持っていたわけ
でもないこと。
対話の「あいだ」から、それまで存
在しなかった何かが生まれる。
これを単なる「便利」と呼んでいい
のだろうか。
もしかするとAIは、人間が新しい機
械を手に入れたという話ではなく、
人間の意識そのものが、これまでと
は違う何かと出会い始めた出来事な
のかもしれません。
人とAIが響き合う。
その時、
その「あいだ」には何が生まれてい
るのでしょう。
今夜は、そんなことを考えています。
続きは、また次の夜に。
Kentools
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