昨日のイベントの個人的なハイライトについて書かせて頂きたい。

9月9日に老舗ライブハウスに出演する坂爪圭吾さんのバンドが入場料が2500円のところ、お越し頂いた方には1000円をお返しします!という話を坂爪さんがされている場面である。

「沢山お客さんに来て頂きたいんですが....
お客さんが来れば来る程、赤字になるわけで...
でも来て頂きたいんですよね....」

と全く曇りのない笑顔で話されているのを聞いて..

太宰治の短編小説を読んでいる様な複雑な可笑しさが込み上げてきた。
何処か滑稽なユーモアに溢れ物悲しさがあると同時に堪らなく愛しいという気持ち。

ロンドンでも東京でも5年前と比べ空港でもカフェでもどこでも働いている人間の数が減っている。
多分、職場でも実感として5年前から仕事量が1.3倍から1.5倍ぐらい上がっているのを感じるのでは?
限界までコストを下げ利益率を上げるのが「正解」という社会の流れで「利益」を上げる為に「効率」を上げるのが当たり前だからしょうがない..多くの方がそう感じて日々暮らしているのではないか...

こういう時代に「お客さんが来れば来る程、赤字なんですけど...それでも来て欲しいです」というマーケティングもへったくれもない
「The 不器用という戦略」

社会が一方向に大きく引っ張られる時に逆を引っ張る力がちゃんと存在するという豊かさ!
90対10で縄引きをやっている様な感じとでも表現すればいいのかな?
90の反対にある10の力が「多様な価値観」という豊かさを生み出しているという単純な事実を忘れてはいけない

坂爪さんには全くもって叶わないと思いながら爆笑させて頂いた

星星星
イベントの後打ち上げに行けず、どうしても人に会わなければならない予定があったので帰宅する準備をしていたら、丁度 会場を出ようとされるお二人の参加者と一緒になった。

先週と今週両方のイベントに来てくださった方で私の言葉を超えた部分を理解してくださってると感じる方々だ

お一人の方から

「私は私のやるべき事をやり続けますので...
キカさんは希望を発信し続けてください」

と言われた。
その方の目の奥に涙があったのと、言葉の壮大さの前で私はオロオロしてしまい...「あー」とか「うーむ」とかしかお返事出来なかったかの様に思う...

一人になって電車の中で
何度も何度も「希望を発信し続けてください」という言葉がエンドレスで脳内を駆け巡り...
泣きそうになった

人間が本当に求めている事はいつでも「お洒落な社会」でも「効率よい社会でもなく」「カッコイイ服」でもなく「希望」なのだから...

どうやって「希望」を発信すればいいかは全くわからないのだが...

「希望を発信し続けてください」
という言葉には不思議な魔力がある。

この言葉が脳内にエンドレスに流れていると脳内がクリアになり荒ぶる心がさっと冷静になるから不思議だ


「the 不器用という戦略」は「希望」なのだと思う...

会場が迎賓館から徒歩5分という非常に素晴らしい場所でした

お越しいただきました方 心よりありがとうございますお願いお願いお願いお願いお願い差し入れや娘たちにお土産お持ちくださいまして御礼申し上げます