目を護る | 春の夜の夢 Ameba branch

春の夜の夢 Ameba branch

Tedious dialy,
Latest edition for Ameba.
First manuscript is in Livedoor Blog.

仕事中常時マスクをしています。
以前は「マスクをしているのは失礼だ」と患者様に言われましたが、
世の流れはマスク着用容認というか、感染症拡大防止に必須となってきています。
マスクをしていると声が通りにくいとか、臭いが分かりにくいなどもありまして、
特に、ケトン集、アンモニア臭、アルコール臭など病的な臭いを嗅いで診断しないといけないときもありますが、きつい臭いはマスクしていてもわかるし、疑われる場合は外して臭いを嗅ぐこともありますが、はっきり言うと嗅ぎたくない口臭やたばこ臭が多少軽減されて助かります。さらに処置中不意に患者様の体液が飛んでくることもありマスクは重宝します。でもマスクだけでは目が無防備。

昨年から、院内では感染症防止の観点から手袋、マスク、エプロン、ゴミ袋などを各病室に配置して、いちいちどこかに取りに行かなくてもすぐに使えるようにされています。処置時の滅菌ガウンの使用励行や、さらに最近アイガードがあちこちに設置されました。蓄尿などを集める際のしぶきが飛んで目に入るのを防ぐためです。

実のところ、以前から血液検体棟を扱う検査会社などではバイオハザード防止のため防護眼鏡着用されていましたが、実際の医療現場ではコストと使い勝手の面などから遅れているのが現状です。経営面で余裕のある大病院から順次普及してきました。うちのような中小は経営を圧迫します。医療費は安くありませんが、残念ながら病院というのは実際あまりもうけがありません。消耗品の増加は本気で経営を圧迫し、当院のような私立では本当に倒産の危機があります。景気の良い病院はコストカットが徹底していて、だたし逆にあまり感染防止をしていないところもあると聞きますが…

以前は特に申請しないと出てこなかったので、とりあえず個人的にホームセンターなどで売っている保護眼鏡を使っていましたが、アイガードが、いまはいくら使ってもかまいません状態で置かれているのは非常に気が楽です。

3M「マスクに張るアイガード」(医療機関向けです。一般向けには売っていないようですが)一応曇り止めになっているようです。

透明なフィルム状のアイガードをマスクに貼り付けます。初めて見たときは粘着テープでつけるのかと思っていましたが、フィルムの下の方にマジックテープがついています。マジックテープの方がつけ外しは何度も繰り返せます。

上の方があいているので貼る張る角度が問題です。
貼り方によってはかなり不細工になります。
光の反射があるので少し見にくくなります。
慣れの問題もあるので最近内視鏡の際にはつけるようにしています。
先日中心静脈カテーテル挿入がうまくいかず、時間がかかり、汗が出てしたたり落ちてしまいましたが、アイガードが受けてくれたので、清潔野を汚染せずにすみました。意外に見にくくもならなかったし。テレビドラマで手術中に汗を拭いてもらうシーンがありますが、アイガードがあると拭いてもらうのもままなりません。
(先日テレビ番組で、汗を拭いてもらうシーンなんてあり得ませんと行っている方がおられましたが、実際の医療現場ではしばしば見かけます。緊張すれば汗はかくし、清潔操作なので自分で汗を拭くことはできません。外回りの看護師さんなどに拭いてもらいます。汗が目には入れは手術は中断、術野に落ちたら消毒し直しです。)

内視鏡検査時、カメラ本体を結構上に上げることがあります。胃カメラではそこまでなることは少ないのですが、大腸ファイバーの方が持ち上げると丁度鉗子孔という穴が顔のあたりに来て…鉗子孔からは時々しぶきが飛びます。私が下手だからかもしれませんが…

そういうわけで最近よくアイガードも使っています。