★坂上田村麻呂が勝利を祈願・由緒ある3柱の御祭神★
場所・ 秋田県秋田市広面字赤沼3−2
電話・ 018−834−3443 HPあり
創建・ 白鳳2年(673)5月 役の行者・小角
竣工・ 昭和52年5月改築
構造・ 木造平屋建て
御祭神・ 大己貴大神 少彦名大神 三吉霊神
社務所・ あり 挙式・お祓い・七五三・御朱印・お守り授与など
祭礼・ 1月17日 三吉梵天祭 月次祭 毎月8・17日
5・6・7・8・9・10・12月にもあり
奥宮・ 6〜10月初旬のみ 大平山山頂 標高1171m
最終訪問・ 2024.10
秋田県中央部の日本海に面した県庁所在地、秋田市の中心街にある山岳信仰の里宮です![]()
・里宮
太平山は非常に険しい山であり、かつては女性の入山も制限されていました![]()
そこで太平山の秀影を東方に仰ぐ風光明媚な秋田藩主・佐竹公の雪見御殿跡の現在地に里宮が建立されました![]()
里宮では年間を通して祭事や祈祷を行っており、現在の社殿は昭和52年5月の改修です![]()

・ご由緒
ご由緒は、霊峰太平山山頂に奥宮、秋田市広面に里宮を祀る当社は、天武天皇の白鳳2年(673)5月、役の行者・小角の創建と伝えられ、延暦20年(801)には征夷大将軍・坂上田村麻呂が東夷征伐の際に、戦勝を祈願して堂宇を建立し、奉納されたものは神宝として今に伝えられています![]()
古くからの薬師の峰・修験の山としての「太平山信仰」と、力の神・勝負の神を崇める「三吉信仰」が相まって、累代秋田藩主・佐竹公の崇敬も篤く、また戊辰の役では、奥羽鎮撫総督・九篠道孝卿里宮に御祈願されるなど、古来より「勝利成功・事業繁栄の守護神」として広く崇敬を受けております![]()
第一鳥居

北海道から福島まで日本各地、またブラジル・サンパウロに祀られる「三吉神社・太平山講・三吉講の総本宮」として「みよしさん」の愛称で親しまれ、全国より参詣者が訪れています![]()
平成19年10月には、昭和天皇の第四皇女であらせられる伊勢の神宮祭主・池田厚子様の御参拝を仰ぎました![]()

・太平山と奥宮
・太平山 (標高1171m、新日本百名山)
秋田市のシンボル・太平山は、古くから薬師の峰・修験の山として崇められるとともに、水や豊かな自然の恵みを与えてくれる山として親しまれてきました![]()
秋田県のほぼ中央に位置し、山頂からは男鹿半島や遠く大館樹海ドームや仙北平野などが県内が一望できる素晴らしい眺望が広がります![]()
山頂までは、旭又・野田・丸舞・前岳等の登山口があります![]()
拝殿 向拝

・奥宮 (夏期のみ)
霊峰・太平山の頂に鎮座し、古くより当社の信仰の原点として、多くの登拝者を迎えています![]()
毎年7月17日の開山祭から9月17日閉山祭までの間、ご神体を里宮から遷御いたします![]()
建物は平成22年9月改築です![]()

・参籠所 (山小屋)
毎年6月初旬から10月初旬まで神職・関係者が常駐し、満点の星空や360度のパノラマ、日本海の夕日、ご来光などをお楽しみいただけます![]()
約30名宿泊可能で要予約です![]()
・三吉梵天祭 1月17日
秋田の冬の風物詩として親しまれている特殊行事です![]()
これが梵天という山車

・けんか梵天
威勢の良さと勇壮さで知られ、五穀豊穣・家内安全、また商売繁盛・安全祈願など、1年の幸を願い梵天(ぼんでん)と呼ばれる神様が宿る依り代を神社に奉納します![]()
商売繁盛なので企業の奉納も多いのか

・村(町内)梵天
各町内を練り歩き、洞貝を轟かし、「人に押し負け大嫌い」と三吉節(梵天唄)も高らかに、「ジョヤサ」の掛け声も勇ましく大きな渦となって神社を目指します![]()
境内に入ると荒々しくもみ合い、激しくうねりながら先陣争いをくり広げ、拝観者も霊力が宿る梵天お守りを取ろうと波に加わり盛り上がりは佳境を迎えます![]()
・三吉信仰について
三吉霊神さまは力の神・勝負の神・破邪顕正の神であり、曲がったことが大嫌いで力持ち![]()
弱気を助け、邪悪なものをくじく神様です![]()
太平の城主、藤原鶴寿丸三吉は郷人の面倒をよく見る名君でしたが、他の豪族にねたまれ追い出されたため、太平残の神を深く信仰し、修行して力を身に着け当社に祀られました![]()
拝殿

霊験談は数多く、特に戊辰の役の際のあらたかなるご神徳に感謝した藩主・佐竹公より現在の里宮の地を奉賽されました![]()
三吉霊神は、当社の御分社である三吉神社の御祭神として、北海道から東北各地、またブラジルにも祀られ、信仰が広がっております![]()
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今回は、秋田市へ来るのは3回目なのですが、去年に秋田市内に観光に来た際に、JR秋田駅周辺にいたのに、来なかったのが残念です![]()
今度こそはと、大仙市から潟上市へ移動の際に秋田市を通るので、その際に朝一で参拝してみました(そういう無駄、多いよね)![]()

10月の3連休の中日なので、七五三でにぎわっているかと思いきや、全然空いており、安心しました![]()
これはもしかして、秋田は日本の中でも1番の子供が少ない県の1つだからか、それとも七五三の本番は11月だからですかね![]()
けっこう敷地が広い大きな神社かなと思いきや、思ったよりかはこじんまりとして、丘の中腹のようなところにあります![]()
社殿は大きく、太平山を想像させるような、勇壮な屋根の形をしています![]()
社務所か

ここで不思議だったのが、社殿の左右に飾られている大きなおしらさまのようなもの![]()
初めてこのようなものを見たので、宮司さんに聞いてみたら、
「毎年、1月に梵天祭というのをやるのですが、そのときに山車として各町内が出すもので、それの一部です。その祭は、秋田各地でもあり、中でもここの梵天祭は、けんか梵天といって、とても勇壮なものです。」とのこと![]()

さすがは宮司さん、とても頭の良さそうな男性で、わかりやすく簡潔に教えてくれました![]()
おかげで初めて「梵天(ぼんてん)」というものを知ることができ、それがどういうものかも知ることができました![]()
この神社に来なかったら、こういう信仰があることも知りませんでしたので、やはり現地に行くと情報量が半端なくて、思いもよらなかったものに出会うことができます![]()

この神社は基本は山岳信仰のようで、1300年以上の歴史ある秋田県民の心の拠り所なのですね![]()
なぜここを知ったかというと、地図に大きく神社名があり、かなり有名な神社なんだろうなと思い、来てみました![]()
太平山という山があるのですね![]()
歴史の中では、坂上田村麻呂も戦勝祈願で参拝をしたとかで、東北征伐といえばこの方ですよね![]()
神社の建て替えまでしていったとは、やはり神社を押さえることは、その土地を制覇することにつながるのですかね![]()
もしくは、神様への奉納の意味もありますかね![]()

勝負の神様で商売繁盛の神様でもあるということで、秋田市の企業や経済界にも信仰されているのでしょうね![]()
元は薬師の神様ということで、やはり山がその霊力で病を治してくれるというような信仰があったのでしょうかね![]()
大己貴大神や少名彦大神は、医療や薬の神様なので、よく温泉の神様としても祀られていますもんね![]()
温泉は山に湧くことも多いので、山の神は温泉の神的な![]()
秋田を代表する大きな神社に寄ることができて良かったです![]()
奥宮の方は、銀色のメタリックなかっこいいミニ社殿が境内にありました(遥拝用か)![]()
初詣用にPは100台あるそうですが、逆側にあるのでしょうか、そこはわかりませんでした![]()
山岳信仰・里宮・勝負の神好きの方にもおススメです♪
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★秋田市の神社


