重伝建 「佐原市・佐原の小江戸の商家町」
佐原

 

小江戸・佐原(さわら)の街並は重伝建に

場所・ 千葉県佐原市佐原

創業・ 江戸時代以降

竣工・ 江戸~明治時代?周りの町家から

構造・ 木造2階建て、鉄筋など建物による

最終訪問・ 2010.04

*国・重要伝統的建造物群保存地区内

千葉県北東部、茨城県との県境にある佐原は「商家町」で関東3大小江戸として有名ですクラッカー
2011.03/11の震災では瓦屋根が崩れたり大きな被害を受けましたが、毎年多くの観光客で賑わいます音譜

 

重伝建 「佐原の商家町」 小野川沿いの町並
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古代・中世において農村集落であった佐原市の商都としての繁栄は、江戸時代徳川家康が治水と防衛の理由による利根川の東と東北諸藩と江戸をつなぐ利根川水運の物資集散地となってからですアップ


「佐原のパーマ店」 大正から昭和初期はてなマーク 重伝建内
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江戸への主要な交通路となっていた利根川は舟運が盛んで、周囲の低地は水田開発が進み、豊かな水郷地帯となりました音譜
なかでも佐原村は穀物の集積に加えて、酒、醤油の醸造が盛んで(千葉らしいですね、醤油の名産地)利根川随一の河港商業都市として栄えましたクラッカー

 

重伝建 「佐原の商家町」 運河沿いでは船に乗れる
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利根川支流の小野川沿いに問屋や醸造業の商家と並び、呉服や日用品を販売するための小売店の町並が香取街道沿いに形成されました家
伊能忠敬旧宅(国指定史跡)も地区内に保存公開されており、近くに伊能忠敬記念館と大型駐車場があります車

 

重伝建 「佐原の商家町」 運河沿いでの一枚
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小野川沿いには「だし」と呼ばれる石積みの階段と舟運の荷揚場を残しており、かつての水辺と町家の関係が想像できます得意げ
 

街並みを構成する木造町家は、平屋もしくは2階建てで木部は無彩色で自然な風合いを残します家
2階建ては沿道の店舗のみで、あとは1階部分の住宅部分が続き、中庭形式を取ります霧


重伝建 「佐原の商家町」 運河沿いには洋館も
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防火構造である土蔵造りの店舗も見られ、たとえば中村屋乾物店(明治25年・1892以降)は黒漆喰、出桁造りの重厚な趣です家
観音開きの2階の土戸窓には「勝男節」などと書かれた木彫り看板が組み込まれているそうです音譜

 

また、正文堂書店(明治13年・1880)には登り龍・下り龍を配した木彫りの看板が見られますアップ

 

重伝建 「佐原の商家町」「香取街道の宿場町」 町家が並ぶ
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風情ある旅館やそば店もある観光の拠点

 

大正時代に入り、洋風建築の三菱銀行等、本格的な煉瓦造や鉄筋コンクリート造りの建物が現れます銀行
こうした和洋の歴史的建造物は県文化財ですクラッカー

 

昭和時代、建物の前面だけを改装したいわゆる看板建築も、近年は徐々に撤去修景されつつあり、昔ながらの街並みが少しずつ再生されつつあります音譜
震災の被害からも立ち直りこれからも繁栄を続けてほしいものですビックリマーク


                       *

ここからは2010.04に実際に佐原に訪れたときのレポートです。

今回、初めての佐原へ来たのは震災の1年前で、街並みが被害を受ける前に訪れることができました(現在はもう修復されているものと思います)目

 

前日は市川のスーパーホテルに泊まりましたが、その前にこの町にある木造商人旅館「木の下」を知ってたら間違いなくここに泊まったのに悔しいです!!
しかも私はビジネスホテルのベットでは眠れないのですガーン
あの鉄筋の空間が嫌なのですビル


普段は木造の家に住み、布団で寝てきた人生ですので、布団でないと眠れないのです(今でもそう)ガックリ
なので寝不足でした(旦那は寝袋でもどこでも寝れる)ぐぅぐぅ


重伝建 「佐原の商家町」 「家具店の看板建築」
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大正から昭和初期はてなマーク 漢字が読めない字で右から左書き  


新潟からだと佐原は遠くてそうそう行けませんので1度のチャンスを逃してしまいました叫び
この日は佐倉市の洋館と成田山新勝寺を参拝してから佐原に来ましたべーっだ!

 

この後は銚子の灯台まで行きましたひらめき電球
千葉の太平洋側はそうそう来れないので、どうしても詰め込みになってしまいますあせる

 

「佐原三菱館」(旧川崎銀行 佐原支店) 大正14年築
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商家で栄えた町には銀行建築が残ることが多い


佐原の街並みは栃木の小江戸と似ていて水運の運河が素敵ですラブラブ
水際に古い町家や洋館が並び某CMにも使われただけありとても風情がありますラブラブ!
とても絵になる風景で、そのまま時代劇にも使えそうですカチンコ


首都圏の観光地だけありTVにもよく登場しますので私も何も知らない2004年から知っていました(王様のブランチで見たのかな)ひらめき電球
ただ、来るのに6年かかってしまいましたが汗
連休でもない普通の日曜でしたが、沢山の観光客の方がいましたクラッカー

 

「小堀屋別館」(旧千葉合同銀行佐原支店)昭和初期築
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香取街道沿いに並ぶ町家や洋館は風情ある


そんな小江戸の街並みにリーズナブルに泊まれる宿が「旅館 木の下」でした(後から知ったので、残念ながら画像なし)家
内部は昔のままの木造旅館の造りでいわゆる「つげ宿」でいい感じでしたが、残念ながら現在はお食事処のみで、旅館業は廃業されましたハートブレイク

 

でも逆に、お食事処の方が、旅館よりも気軽に中に入れるし、建物を壊さずに今でも現役で使用してくれている、というだけでも感謝なので、そう考えればよいかも知れません音譜

いつかまた、佐原へ行けるときがあれば、「お食事処 木の下」でランチしてみたいなあ、と思いますラブラブ

木造旅館・小江戸・町歩き好きの方にオススメです♪゜・*:.。.*・♪


*「つげ宿」とありますがつげ義春先生の作品には登場しません。
 あくまで私の中でのイメージです。
 写真は佐原の町並みのイメージですので「木の下」ではありません。