★京都へ続く水坂峠を感じさせる山間の宿場町★
場所・ 福井県三方上中郡若狭町熊川 道の駅「若狭熊川宿」
時代・ 江戸時代
構造・ 木造2階建て
最終訪問・ 2010.05
*国・重要伝統的建造物群保存地区
福井県西部、京都府との県境に位置する若狭町の山間にあります![]()
「熊川の名に流れけり清き瀬に さらす真葛のねもころころに」
伴信友の歌にもあるように、前川を有する熊川は、清らかな水に恵まれた宿場でした![]()
ここ上ノ町だけは、前川が右に左にと振れて流れます![]()
「若狭街道 熊川宿の宿場町」 袖壁のある京風の町家

家の軒の高さや方向が揃っていて美しい 猫のいる店も
その家並みは下ノ町同様、瓦葺きの平入と妻入りの建物に茅葺家屋が混じり、道は緩やかに曲がりながら、峠を予感させる確実な登りの勾配となっていきます![]()
街道脇の大岩は景観上のアクセントとなり、山裾に祀られる権現神社には熊川の人々の信仰の厚さが感じられます![]()
また、宿場の東端には、かつての番所であった建物が残っています![]()
今も昔も旅人の立ち寄る宿場として続いているのが素晴らしいです![]()
「若狭街道 熊川宿の宿場町」 小浜側の風景

町を横切るように川が流れてる 道の駅も見どころ
小浜を発した若狭街道は、ここ熊川宿を過ぎ、県境の村大杉を経て水坂峠を越え、されに朽木、花折、大原、八瀬と進んで、京の都へと続いていくのです![]()
「京は遠ても18里」という有名な言葉があるように、若狭と京都は深いつながりがあり海のない都の京都にとって重要な質の高い海産物供給源でした![]()

しかし、鯖は足の速い魚ですので塩漬けにされて急いで京へと運ばれたそうです![]()
その鯖を運んだ道として別名「鯖街道」と呼ばれています![]()
逆に京都からは最先端の文化を若狭へと運び、終着駅の小浜では京都の茶屋文化が根付きました![]()
インターネットやTVのない時代、街道は大事な情報を運ぶ道でもあったわけですね![]()
物流って昔も現代も本当に大事ですね![]()
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周囲は山に囲まれ峠の道を予感させる様相を呈していて、峠攻めのライダーたちがこの道の駅「熊川宿」に沢山いました![]()
峠を越えれば京都か。。。まだ旦那とは京都市内は一度も一緒に行ったことがありません![]()
(京都府舞鶴市の県境の木造駅舎「松野尾寺駅」にはこの数時間前に行きましたが・記事 )
山間の宿場はけっこうきれいな水路のあるところ多い
道の駅の裏側が熊川宿となっていて、昔の宿場の風情を醸し出していますがきれいになっているので、あまり鄙び感はありません![]()
背後の山から流れてくる清流が街道の脇の水路に流れ、改めて若狭は水のきれいな国だと思いました![]()
やはり峠の向こうはもう京都というだけあって町家の形式は京都風でした![]()
「宿場館」 明治~大正時代築の擬洋風建築
無料![]()
中には「旧熊川村役場、旧熊川郵便局」(現・若狭街道熊川宿資料館)の洋館があり、和風の集落の中で唯一ハイカラな建物もありました![]()
私が訪れたのは5月の日曜の午前中でしたが、そこまで混んでもいず落ち着いて散策することができました![]()
街道歩き・町並み・歴史好きの方にもオススメです(^^♪


