☆昭和タイルレトロ浴室の上林温泉の湯元
☆
場所・ 長野県上高井郡山ノ内町上林温泉
電話・ 0269-33-2267
泉質・ (旧湯)ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉
59度 PH8 かけ流し (低張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 明治後期(1902)温泉付き別荘地開発で
創業・ 昭和初期![]()
竣工・ 昭和初期
建物から推定
構造・ 木造2階建て カラン、シャワー、ドライヤー無 アメニティー有
風呂・ 貸切 内湯 大小で2 昭和タイルレトロ
人物・ 温泉街自体には皇室、溥儀、高松宮、軍人、文人墨客、政治家
料金・ 2食付き 8000円~ *当時の情報
立ち寄り 330円 10~16時 要電話
最終訪問・ 2013.10 上林温泉街再訪
*残念ながら休業されています
これは2013.10に実際に訪れたときのレポートです。
渋・湯田中温泉郷の中でも高台にあり高級感漂う上林(かんばやし)温泉![]()
沓野温泉の広い車道から左折して上林温泉のある山道を登るとそこはもう別世界です![]()
ちなみにこの左折するところにある道路の側溝からは湯が湧き出していて時々「ひゅっ
」と間欠泉のように出てきます![]()
渋・湯田中のこの辺は普通に歩いていてもそこら中から湯が湧き出していて、本当に湯量豊富な温泉地なんだなあということを実感します![]()
しかもそれが使われることなくかけ流されていて、もったいないなあとも思います![]()
昭和初期築 英国風 まだ雪の残る3月の様子
このときの上林温泉はすでに10月26日でしたが、紅葉が始まっていて道路の両脇の並木は黄色に染まっていて、一足早い紅葉をゲットできて嬉しかったです![]()
やはりここは少し高台の山で気温も外界より寒いためでしょう![]()
元々この辺は明治後期に温泉付き別荘地として開発されたので、避暑地的な意味合いもあるのでしょう![]()
ですので昭和期には川端康成などの温泉好きの文人墨客や皇室、軍人、政治家などが訪れ当時は庶民は立ち入れないエリアだったのではないでしょうか![]()
現在でも高級宿が並びベンツなどが横付けされた宿「ホテル仙壽閣」さん(軽井沢にありそうなホテル)などがありました![]()
このときは以前に見学した東京から移築されてきた渋沢栄一の孫の邸宅「志賀山文庫」の洋館の前でイベントをやっている様子でした![]()
この奥の山道からは温泉に入る猿で有名な地獄谷温泉(記事) につながっています![]()
上林温泉 「山の湯旅館」
昔は寺湯だった![]()
そんな高級感漂う温泉街からさらに山を登って行くとお寺がありその隣にこの「山の湯旅館」さんはあります![]()
周辺とは隔離されていてここも元は別荘だったのでは
というような立地です![]()
それか元湯なので湯治宿だったのでしょうか![]()
ここまで来ると紅葉の林に包まれとても幻想的な雰囲気でした![]()
しかも宿に行くには50mほど駐車場から林の中のお寺の階段を下りて行くというアプローチがなんとも素敵です![]()
温泉宿というのはこういう客の期待感を煽るアプローチが大変重要です![]()
この道の途中には共同浴場だったような湯気抜きのある小屋が見え、現在は使われていないようですが、大変気になりました(寺湯だったのかも)![]()
寺院の参道沿いにある湯治宿 紅葉に包まれる

左に共同湯跡みたいなのも見えて気になった![]()
玄関に着くと「山の湯旅館」さんは周囲の林に溶け込むような控えめな建物で下界の高級宿とは一線を画す元湯としての雰囲気がありました![]()
やはり私は緊張してしまう高級宿よりこっちの雰囲気が好きだなあ![]()
まさに名前通りの「山の湯」の雰囲気です![]()
こじんまりとした玄関では事前に電話を入れておいたので、女将さんが迎えて下さいました![]()
なんとここは旅館なのに、330円という共同浴場のような値段で立ち寄りを受け入れて下さるのです![]()
やはり湯治宿のような感じで良心的なお値段を貫いていらっしゃるのでしょうか![]()
内部はほどよく鄙びた感じですが、しっかりきれいに管理されている様子でした![]()
1階奥の浴室に行く途中に見えた客室には和室のシンプルなお部屋にこたつがあり、湯治宿のような感じでした![]()
貸切内湯 小 昭和タイルレトロ
新鮮かけ流し
浴室は大小2つあり特に男湯、女湯というのはなく好きな空いている方の浴室を貸切にして使っても良いということでした![]()
330円で貸切にできるなんてなんとお得なのでしょうか![]()
関東では基本料金にプラスして1500円とか取られるところもあったのに。。。
同じ上林温泉街の「ホテル仙壽閣」さんでも45分貸切1500円なので、こちらは本当にお得感があります![]()
さっそく大小の浴室を見てみるとどちらも私の楽しみにしていた昭和タイルレトロです![]()
その浴室の間にある手洗い場も昭和タイルレトロで嬉しくなってしまいました![]()
今回は2名ですし、小さい方は湯が新鮮なのは良いのですが、多分激アツという今までの経験もあるので予定通り大の方へ![]()
この浴室周りの雰囲気も天井が低く、全体的に古い建物のスケールで、こじんまりしていて落ち着きました![]()
2名でいっぱいになってしまう階段下の脱衣所から浴室の扉を開けると。。。
浴室廊下の昭和タイルレトロの手洗い

この瞬間はいつもワクワクして、開けた後は「わー
」となって楽しいです![]()
そこには昭和タイルレトロのデザインが施された可愛い白い浴室があり嬉しくなりました![]()
青と白の四角いタイルが市松模様に貼ってあり、その周りにも何種類ものタイルアートがありました![]()
このタイルは実は渋温泉の「かめや旅館」さんや角間温泉「越後屋」さんにも同じ
か似たものがあり、多分同じ時期に建築されたものなのではないでしょうか![]()
こういう古い旅館ばかりを回っていると、そういった共通点も見つけることができて面白いです![]()
貸切にしてもらった大きい方の浴室

左上の湯口に近付くと激熱なので注意![]()
大の浴室には正方形の4人でいっぱいになるくらいの浴槽が1つあります![]()
その奥の左隅からは60度の激アツな源泉が少しずつ注がれています![]()
近づくと熱いので注意して下さい![]()
源泉が熱いため(渋周辺は本当に熱い源泉ばかり)浴槽の微妙な温度管理は難しいでしょうね![]()
でも浴槽の温度は適温になっており、熱い湯が苦手な私でも余裕で入ることができました![]()

湯は無色透明の柔らかいもので僅かに穀物臭のような温泉臭でも硫黄臭でもない独特ですが、良い匂いがしてくんくん嗅いでしまいました![]()
肌触りはツルツルします![]()
元湯なので泉質も良いですし、もちろんかけ流しです![]()

浴槽の底にも青いきれいなタイルが貼ってあり、この浴室は本当に気に入りました![]()
この宿の立地も森に包まれ落ち着く、少し秘湯のような雰囲気がありながら、アクセスは良いという感じが良いです![]()
まさに別天地という感じで、この浴室だけが宇宙に浮いているような静かな湯浴み時間が楽しめました![]()
デザインもタイムトリップしたような不思議な雰囲気もあり、ここは久しぶりにヒットしましたね![]()
この時の紅葉の様子や雨が降る寒い日という天気による影響もあったでしょう![]()
また晴れた新緑の季節などに来たら全く違う印象だったかも知れません![]()
女将さんも良い方ですし、なにより330円で貸切にできるのですから、ここはオススメです♪゜・*:.。. .。.:*・♪
宿なのでシャンプー類などはありますが、
シャワー、カラン、ドライヤーは古い宿のためありませんのであしからず![]()
旦那はそれでもせっせと洗髪などをしていたのでこの浴室の雰囲気を私ほど感じていたかどうかはわかりませんが。。。
温泉・湯めぐり・昭和レトロ世界好きの方にオススメです♪゜.:*・♪
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★上林温泉 「志賀山文庫」(渋沢栄一の孫の家)
場所・ 山ノ内町上林温泉 東京・渋谷区より移築
電話・ 0269-33-1929
時間・ 9~17時 310円 P15台
休み・ (水)休 4~11月以外
構造・ 昭和初期のハーフティンバー 木造2階建て
内容・ 川端康成、井上靖、竹久夢二等の1万点以上の資料展示
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