ショップに立つとき。

きれいに並べられた服を、あえて畳み直すことがあります。


誰にも話したことはないけれど、できるだけ多く、服に触れることを心掛けています。

自分の目で見て、手で触れる。

みえる情報だけでは分からない、その服が持つ空気や質感、温度のようなものを感じたいからです。

服に触れた時間は、そのままお客様と向き合う時間につながっているような気がしています。

忙しい日ほど、つい後回しにしてしまうこともあります。

そんなときこそ、身の回りのモノに、そっと触れてみる。


丁寧に意識を向けた服は、表情も変わるように感じます。

もちろん、それは私だけの感覚かもしれません。

けれど、その変化を感じながら服と向き合う時間もまた、服を知るための大切な時間なのだと思っています。