「サイズの数字」より大切なこと。



先日、50代後半・160センチほどの素敵なお客様が、パンツを探しに来店されました。


最初、お客様は「ウエストが入るから」と38(Mサイズ相当)を試着室へ持って行かれたのですが、私はあえて「40(Lサイズ相当)も一緒に履き比べてみてください」とご提案したんです。

​なぜだと思いますか?

​しっかりと身長があるお客様だったからこそ、ウエストの数字だけで選ぶよりも、ほんの少しパンツの幅や丈にゆとりを持たせた方が、全身の「全体のバランス」が圧倒的に美しく、洗練されて見えるからです。

​さらに今の季節、ジャストサイズで着るよりも、あえてサイズを上げることで「肌とお洋服の間に心地よい空間(風の通り道)」が生まれます。

その余裕こそが、涼しげでエレガントな大人ならではの雰囲気を醸し出してくれるのです。

​実際に履き比べて、その違いを実感されたお客様は「40(Lサイズ相当)を購入されました。


​私には、忘れられない原風景があります。


実家が高級婦人服の仕上げ屋を営んでおり、幼い頃から職人の手によって「服が一番美しく仕上がる瞬間」を間近で見て育ちました。



その環境で育まれた視点で、現在は神楽坂のアパレルショップの店頭に立っています。


​服と肌に長年向き合ってきた私が出した結論。

それは、【美しさは雰囲気】だということ。

リアルに大人の女性が日常の中で「雰囲気」を心地よくまとうための場所となるよう。


​服のバランス、肌を整える美容、暮らしを豊かにするモノ選びや何気ない日常……私の中にある「美しさの本質」を、等身大の言葉で綴っていきます。