今年もまたお花が届きました。
6月28日の命日ではなく、それより6日早い、6月22日、りょうたの誕生日にお花とお手紙を贈ってくれる貴女。
本当にありがとう。
中学1年、余命1年半の中で貴女に出逢えて、初々しい初恋を経験出来たこと、自分の病気のことをたぶん知っていたりょうたにとっては生きる希望になってくれていたと思います。
私に貴女のことを話してくれるりょうたはとても可愛い笑顔で、デートと言ってもグループデートだったけど、着ていく洋服を買いに付き合わされたり。
卒業式の日、先生からりょうた宛の何十通もの手紙をいただきました。高校受験、卒業式と忙しい時期にもかかわらす、書いてくれた友達からの手紙。開封できずにまだお仏壇の引き出しにしまってあります。
その中で、一際分厚い封筒。
「りょうたくんのお母さんへ」と書かれていました。
便箋10枚にりょうたと過ごした中学校生活、話したこと、お互いの将来の夢、りょうたが好きな曲、アニメ、私に伝えなきゃと思ってくれたのでしょう、びっしりと綴られていましたね。
再発がわかった秋。
脳腫瘍の中でもっとも悪性の膠芽腫の再発後は死が身近に感じられます。
身体の麻痺も進んでいく中で、「俺からだ弱いし、別れよう。でもずっと友達でいてね。」そう言われてショックだったけど、その時、病気が進んでいってることに気がついてあげれなくてごめんなさい。
貴女は謝っていたけど、りょうたは病気に気づかれずに、面白くて、笑わせてくれるりょうちゃんのままでいたかったのだと思います。
再発がわかった後も、言葉を話せるギリギリまで、友達のこと、特に貴女のことを話してくれるときはちょっと照れくさそうに笑いながら、でもとても嬉しそうにおしえてくれました。
これから夢に向かっていく貴女。
どんどん新しい世界が広がっていきますね。
目まぐるしく変化する生活の中で、いつかお花もお手紙も届かなくなる日がくると思います。
でもそれは忘れられたのではなく、貴女の気持ちの中で、一つの区切りがついたのだと、ちゃんとわかりますから大丈夫。
りょうたも私も、貴女がいろんな夢を叶えて、誰よりも誰よりも幸せになってくれることをずっと願っています。
