たぶんCMを見たのだと思うけど。


阿部寛さん、佐藤健さん主演の「護られなかった者たちへ」を急に観たくなって、仕事から帰ってきた長男に頼んだら。


さすが、今どきの若者。

ちゃちゃっと独占配信をしている「UーNEXT」の一か月無料手続きをしてくれて、観ることができました。


東日本大地震を背景にした映画。


護られなかった者

国の制度で護られるべき状態だったのに、それをせず、できず、餓死という形でなくなってしまった命。


護られなかった者

護りたかった大切な人を護れなかった人々。


犯人に殺害された人たちも、震災後の

混乱している中で、福祉に関わりながらら、上(国)からの命令、規則、ルールを守ろうとしていた。

そのため、確かに強引なところもあったけど、決して殺されて当然という悪人ではない気が。


ずっと支え合ってきて、どうしても護りたかった人を護ることが出来なかった、悲しみ、悔しさは誰にぶつけたらいい?


私は子供の命を護れなかった者なので、やり場のない悲しみ、悔しさ、犯人の思いがなんとなくわかる気がしました。


涙もろいのに、ラストに近づくまで泣けず、それくらい引き込まれた映画でした。


最後の犠牲者になりかけた人物の口から明かされていた真実。


犯人が殺人者になるまでの気持ち。


涙が流れたけど、感動の涙じゃなく、悲しみの涙とも違う。

ただただ

やるせない涙。


奥の深いサスペンス映画と観ても良し。

問題提起の映画と受け取っても良し。


観る側にいろんな思いを感じさせてくれる映画でした。


ネタバレにならないように、書いたつもりですがー。


ひとつだけ、ネタバレ。


映画の中で大切な人の書き残した言葉

「おかえり」

おかえりって言ってもらえる幸せ。

おかえりと言える幸せ。


家族の中では、毎日、なんの気なしに使われていた言葉なのに、一人減り、また一人減り。

生まれて初めての一人暮らしが現実味を増してきた今日この頃。


誰が「おかえり」って言ってくれるかな?




君か?


人間の言葉、覚えようか(笑)