「ヒーリング
なにか、習いたいんだ」
と数年前友人に話しました。

そしたら、
「ヒーラーって、治してやりたいってエゴだよね~」
という返事が返ってきて。

ふむ、そうかも。と思いました(笑)

図書館で借りた小林正観さんの本にも、
そういったことが書いてありました。

・・なぜ私がヒーリングを習いたい、と思ったかというと、
ナースだった母がよく、手を私の肩に当ててくれたりしてました。
別に特別な宗教に入っているわけでもなく
「手当て」と言って。

そして私にも要望(笑)

母も手が温かいのですが
私もかなり温かく、
よく母が「気が出てる~」なんて言ってくれてたのです。
母は霊感などには興味がなくて、
単に「気持ちいい~」という感じです。

それから、何人かの友人から一緒にいるとなんかポカポカする。
と言ってもらうことが何度かありました。

なので、もしかしたら人の役に立つことがあるかも。と思っていました。

それ、やっぱり、エゴと言えばエゴか(笑)


それから私にとって一番大きな体験。

12年ほど前
父を胃ガンで、看取ったのですが

そのころは仕事もめいっぱい

私自身の人生上での大きな変化も経験中でした。


ストレスで体調を崩した母と交代で
仕事帰りにホスピスに寄り
ホスピスから出勤ということも、なんどもありました。

仕事を持ち帰ってホスピスで仕事もしていました。

そのころ、深夜、痛みに苦しむ父の背中をマッサージ、というか、何もできず、
ただ撫でていました。

そのときは、自分が空っぽになって、
祈りで体が満ちているのです。

そのとき、わたしはボロボロに疲れていたけれど、

「わたしは、この静かな時間が、きらいじゃない。」


と思っていました。

ただ一つのことを願う
少しでも楽になって欲しいと。

父は、その10年前にわずらった脳内出血の言語障害もあり、
感謝の言葉を聞くことはできませんでしたが。

モルヒネが効いている時、父のそばで
遠方から手伝いに来てくれた姉に
「お父さんは、痛い時触られて嫌かもしれないけど、背中を撫でてるよ。」
と言ったら、

父がビックリしたような顔をして、
「嫌なんかじゃないよ???なんでそんなこというの」というような
素振りを見せてくれたのです。

ホスピスにいると、疲れ切っているのに、
まるで教会にいるような静かな思いで満ちていました。


そのときに、「ここは、わたしの、魂の場所なんだな」と思ったのです。


たくさん泣いたしひどい時期だったともいえるけれど

父からもらった大きなギフトでもあると思っているのです。


つづく。