キテラタウン調布や最近の柴崎などについて。 | …

i am so disappointed.

調布市柴崎のしかも以前に暮らしていた時と同じマンションの別の部屋に少し前に引っ越してきたのだが、いまのところ個人的にはわりと良い感じである。しかし、これは私自身の謎のポジティブ思考による部分もひじょうに大きいため、万人に通用する感覚かというとまったくそうではないということもできる。

 

そもそも京王線の柴崎という駅には各駅停車の電車しか停まらず、そのため電車で移動する際には他の電車に追い越されるのを待つ時間というのに遭遇する場合がひじょうに多い。以前の最寄駅には準特急も停車したため、わりと快適ではあったのだが、目的地にすぐ着いてしまうため、その間にほとんど何もできない。実に中途半端な時間である。その中途半端さを中途半端なまま楽しむというのもまた乙なものだが、ある程度の時間がかかったり、どこかの駅で停車して、数本の電車にただ追い越されるのを待つだけの時間があるぐらいの方がなんとなく有意義に使えるような気がするし、心に余裕も生まれるというものである。もしかすると、無意識にこういうのを求めての引っ越しだったのではないか、とすら思えてくる。

 

以前に住んでいた(もうすっかり過去の話)世田谷区では、ゴミの分別がひじょうに簡単であった。それに比べ、調布市はひじょうに細かい。ごみ分別用のアプリをダウンロードし、それで検索しながら仕分けをしているのだが、そこまで細かく分けさせようという熱量のようなものを楽しんだ者勝ちであり、ゲーム感覚で陽気に仕分けている。カレンダーにその日にどの種類のゴミが出せるのかが表示され、毎日変わるし、慣れていくほどにこのゴミはどれに分類されるかということが瞬時に判断できるようになっていく。何かが上達していくような感覚は、いつでもとても楽しい。

 

そして、キテラタウン調布である。これが新たにできている。以前につつじヶ丘の駅のそばにあったスーパーのライフが柴崎寄りに移転して、他のテナントなどもいろいろ入った商業施設になっているということは何となく知っていたし、外からは何度か見たことは何度かあったのだが、特に用事がなかったので入ることは一度もなかった。以前はクロスガーデン調布という名前だったが、2020年のいつかのタイミングでリニューアルし、キテラタウン調布になったらしい。運営している会社が変わったとかなんとかそのような説明を調べている過程で読んだような気もするが、あまり覚えてはいない。

 

ちなみにこのスーパーのライフだが、関西などではフードサービスもやっているらしく、ザ・めしやという定食の店のようなものをチェーン展開している。お笑いコンビの笑い飯が「M-1グランプリ」のファイナリストに選ばれはじめたわりと初期の頃に、「Made in U.S.A.」とプリントされたTシャツがカッコいいと思い買ったところ、ザ・めしやのTシャツだった、というようなボケを入れていたような気がする。当時、ザ・めしやというのが何のことか分からなかったのだが、なんとなく勢いで面白いと感じていた。そんな訳なので、大阪に遊びに行った時に街で実際にこのザ・めしやを発見した時には軽く感動を覚えた。また、笑い飯の漫才のネタ、というか一時期は寄席のつかみなどでもよく使われたくだりに、揚子江ラーメンというラーメン店が出てくるのだが、これも梅田駅の近くで見つけて感激した。しかし、確か数年前に閉店してしまったはずである。

 

キテラタウン調布には揚州商人というラーメン店があり、店頭のショーウィンドウのようなものに実に様々なラーメンの食品サンプルが展示されている。点心のようなものや炒飯などもあるのだが、とにかくラーメンの種類がものすごく多い。どうやらチェーン店らしいのだが、評判もなかなか良さそうである。少し調べてみたところ、経営方針などもなかなかユニークである。

 

それから、バーガーキングである。90年代に原宿の竹下通りで入って食べたのだが、あまり好みではなかった印象がある。また、2007年にアメリカに行った時、現地でも入ったのだが、とにかくずっといろいろなものを食べてばかりいてやや調子が悪くかったこともあり、なかなかトゥーマッチなものがあり、しばらくハンバーガーの広告を見ることにすら嫌気がさしていた。それ以来、バーガーキングにはおそらく一度も行っていないのだが、サイドメニューにオニオンリングがあるのはなかなか魅力的だと思っていた。引っ越した翌日、台所も調理できるような状態ではまだなかったので、何か買ってきて食べようということになった。その時になぜかバーガーキングのハンバーガーはどうだろうかという発想になり、渋谷のタワーレコードの中にあるパイドパイパーハウスで加納エミリがサウンド・プロデュースをした鈴木祥子の7インチ・シングルを買った帰りにつつじヶ丘で下車して、買って帰った。久々に食べてみると、なかなか良かった。ワッパーとオニオンリングである。コカコーラはライフで買った。

 

このライフもかなりスペースが広く取られていて、小麦の郷というパンを焼いて売るコーナーのようなものも充実している。いろいろなバーガーやピッツァなどが美味しそうで安い。あと、サラダのコーナーにはワインに合いそうなオードブルのようなものの盛り合わせ的なものなどもあり、それまで知っていたライフをグレードアップしたような感じになっている。チーズがひじょうに充実していたり、チョコレートのつめ放題的なコーナーがあったり、冷凍食品の種類がものすごく多かったり、徒歩圏内にこのクラスのスーパーがあるのは便利でとても良い。

 

このキテラタウン調布がある場所にはかつて調布スポーツセンターというのがあって、平成の初め頃にはローソン調布柴崎店のアルバイト仲間達と来て、ボーリングやカラオケを楽しんだりしていた。地下にきららというパブのようなものがあり、ここにも一時期よく行っていたが、いつの間にか無くなっていた。また、新橋亭というわりと本格的な中華料理店もあり、ここでパートとして働いていた主婦の娘が秋元康が作詞をした曲でCDデビューしたりもしていた。当時、南野陽子が週刊誌などによる悪質なバッシングにさらされていて、世間一般的に生意気で性格がきついように思わされていたのだが、彼女が家に遊びに行った時に洋服をたくさんもらったとか、とてもよくしてもらっているというような話を聞いて、こういう噂というのはなかなかあてにならないのかもしれない、と感じたりもしていた。あと、この新橋亭とかに行くところが一部、池のようになっていて、鯉のようなものが飼われていたような気もするのだが、この辺りの記憶はやや曖昧である。

 

調布スポーツセンターというのは実は調布自動車学校が運営していたのだということをつい最近知って、少し驚かされた。あと、ロッテリアがあったような気がする、というかおそらく間違いなくあったはずである。サイゼリアやカジュアル衣料のマルカワなどは以前からこの辺りにあったが、現在はキテラタウン調布にテナントとして入っている。私の父がNHK-FMの残間里江子の番組の公開録音に応募して当選したのだが、それに参加するためわざわざ旭川から上京していた。つつじヶ丘のはなの舞で私と妻と3人で酒を飲みながら話したりして、父はマルカワでカジュアルな服などを買った。その日はそのまま、当時の我が家に泊まった。翌日、私は野方で仕事だったが、父と妻は深大寺に遊びに行った。その夜はNHKに近い渋谷のホテルに泊まることになっていたらしく、午後に電車で向かっていたのだが、それが2011年3月11日のことで、そこであの東日本大震災が起こった。滅多に来ない東京でまたま大地震に遭遇したのだが、その数年後の秋には私が年に一度しか帰省しない旭川で、観測史上最大規模といわれる地震を体験した。

 

そんなことはまあどうでも良いのだが、キテラタウン調布には家電を販売するノジマもあり、それほど広くはないのではないかと思っていたのだがなかなか広く、洗濯機を買い換えようとしている我が家においても、わざわざ調布のビックカメラまで行く必要はないのではないかという話になっている。仕事に履いていく靴でも買っておこうかと思っていたらキテラタウン調布にはアスビーファムもあり、しかも店員のサービスが的確かつ温性が感じられるもので、あっという間に良い買い物ができた。100円均一のダイソーやスーツセレクトなどもある。この特別に気合いが入っていたり独特だったりしようとはしていないのだが、なんとなく生活に密着している感じというのが、いま求めているものと絶妙にマッチしている。

 

新潟や燕三条や松本などに行ったり旭川に帰省した時に、こういう地方都市の地域に密着しているようなショッピングモールがなんだかとても良いなと感じていたのだが、自宅から徒歩圏内にあってとても楽しい。逆の方向に少し歩いたところにはイトーヨーカドー国領店があり、ここはもっと大規模で、人で賑わってもいる。あと、ペットのコジマがあるので猫のトイレの砂だとかCIAOちゅーるを買いに行くのに便利である。それぞれ徒歩10~15分程度なので軽い運動にもなってとても良い。

 

イトーヨーカドー国領店に行く途中には野川があり、先週の土曜などは花見にふさわしいとても良い感じであった。スローに暮らしつつそこそこ便利でもある、なかなか理想的な生活様式にシフトできそうな気がしている。

 

あと、岡村靖幸「靖幸」もフリッパーズ・ギター「カメラ・トーク」もニルヴァーナ「ネヴァーマインド」もオアシス「オアシス」もこの街に最初に暮らしていた頃に出会い、聴いていたのでその頃の気分を思い出せたりもして、なかなか良いものである。